ブレグジットと一部生産国の悪天候の影響で、夏野菜が入荷出来ずにスーパーからトマト等の夏野菜が消えたイギリス。
このままだと野菜不足になり、人々の栄養に悪影響をもたらす…なんて人を怖がらせるニュースがやっているが、そもそもトマトやキュウリ、レタスに市販のドレッシングをドバドバかけて食べ、摂取する液体は水やなしにコーラしか飲まん健康無関心層が人口の60%を占める国で、困る人は40%以下ということになるのではないのか…

先日、インド人のお母さんと話していて、その人はインド料理の先生もやっているのであるが、生徒さんは主婦が主のイギリス人が食す、または知っている野菜の種類の少なさにビックリするで、マジ…という話しになった。
茄子、オクラ、カブ…使ったこと無い言うから、驚くわ…と言った。
太陽のある国から輸入する夏野菜はサラダ、自国で採れる根菜は茹でるかオーブンに入れるか…これが100年以上続く料理法で、これ以外の野菜の使い方は多分ベジタリアンを貫いている人々以外は応用編を知らないのではないか、または知ろうともしないのではないかと、回りのイギリス人料理しませんママ達を見ていると、そう思う。

「ブロッコリーのフリッターを作ったある日のレッスンで、生徒さんからブロッコリーは茹でずに揚げたら生のままでは?」と聞かれたと、インド人のお母さんが話してくれた。
それほど、野菜は茹でなければ‼️という調理法が浸透していると、料理の先生を長年していて感じるのだそう。
ブロッコリーを揚げても良いの?という質問を実は私も受けた事がある。
揚げたらアカンと思ったことの無い私は多分、天ぷら文化の国から来たからだろうか…
何なら、大概のもんは揚げたら上手いと日本人は知っているような感もある。

「野菜が無いから困る」と言う人がニュースで取り上げられるなか、キャベツを2玉買った。
申し訳ないくらい安い。
お好み焼き、焼きそば、メンチカツ…広がるキャベツの夢である。

ニュースを見ていて思うのは、野菜の食べ方の幅を一番持っているのはベジタリアンの人である。
私もベジタリアンのオーストラリア人と同居した事で、今尚その幅が広がったことに感謝する。
生のビーツをすりおろして作るビーツバーガーを20数年前に知った時、野菜てこんな風にもなるのかと感動した。
これを機にイギリス人の野菜調理法と使用する野菜の幅が広がれば良いが…
無理やと思うけど…
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Source: イギリス毒舌日記