イギリス人と共に働いて16年、本当にこの人達の風邪と糖尿病に対する危機感と回避能力の無さに怒りさえ覚えて来た。
これ以上食べたら糖尿なりますよ、インスリンせなあきませんよ、大変ですよ…と医師から言われても危機感と、それを知ろう、学ぼうとする意識がない。
インスリン一生やったらエエんやろ…
この感覚でしかない。
私が日本から来てまず衝撃だったのが、イギリス人の糖尿に対する危機感であった。
イギリスの医師は糖尿、合併症など説明しない主義なのかと数年信じていた私である。
そうして親しくなった助産師から、痩せなさいと言うと人権侵害と取る人もいるから、言って理解と危機感を持てる人には厳しく言うけど…と聞き、これは日本人のように病気になりたくないから未然に出来ることはやって防ぎたい民族とは違い、なった時に防いだら良い民族なのかもしれないと理解するようになった。
🎵早めのパブロンや無いけども、あれ…喉おかしい…、風邪やわ絶対…と感じると、私は速攻で対処し、それでアカン時もあるし、乗りきれる時もある。
会社を風邪なんかで休めない日本から来たニホンジンの私は、そうやってやってきた。
しかしイギリスにおいて、風邪を予防するという考えがどれだけ浸透しているかというと、私の周囲においてのみ言えば皆無である。
今朝はマイナス1度で、息子を小学校に送って行くと昨日まで風邪で休んでいた先生が校庭に立っていた。
足首丸出しスパッツに素足でスニーカー、上着はさすがにダウンを着ていたが、あんた…それやで…そういう事やで風邪引くの…とまじまじと見てしまった。
今、職場で風邪が流行り、数人が休んでいるからタマラン忙しい。
先日、勤務年数が9年になる私と店長で話していた時、私ら病気で休まんよな、ほんま…という話題になった。
休めないから倒れへんねん多分…と私が言うと、店長は「それもある」と言った。
店長は私に「知ってた?私とあなたは今病気になって、40週間休んでも毎月給料は出るんやで。だから風邪じゃなくても頭痛で休んでもエエくらい。遠慮せずに休んでエエねん」と言った。
ほとんど病気で休まない私と店長は、会社から40週間の病欠保証が与えられている。
がしかし…悲しいかな日本人…
早く寝て明日に備えてしまうのである。
Source: イギリス毒舌日記