さて水曜日はストライキの為、娘のハイスクールと息子の小学校の4、5、6年生クラスがお休みとなり、私も会社を休まざるを得なかった。
同じ学校内でも、ストライキをする教員としない教員がいるため、娘はオンライン授業が4時間あり、夫の職場は誰もストライキをやらなかった。
有難いとは変かもしれないが、2週間前にストライキしますのでスイマセンね的なメールが小学校から来ていたので、先に休みを取っていた私には支障は何ら無かった。
しかしハイスクールは二日前の告知だったので、日本ように子供を鍵っ子に出来ないイギリスでは、保護者は大変だったかもしれない。
カーライルには地下鉄がないし、何ならバスが一番不便な乗り物であるから、よほどバスに乗れる条件の揃った人でなければ、そもそも利用出来ないくらい市民の事を考えてくれていない市バス。
しかも観光地でもないので、バスに乗って出掛ける場所もないし、ショッピングできる場所もない。
その為、ストライキがあっても特定の市民以外、支障はほぼない。
私もそうであるが、カフェに行くにも車がなければカフェがない。
田舎カーライルでは、ストライキの影響は今回の学校だけである。
一応、今月末にもう1回、来月に2回ある。
すべて休みを取っているので準備万端である。
ニュースで、看護師や教師をしていても食品が買えず、フードバンクを利用している人の事がやっていた。
私が「正規雇用の学校職員で食べ物買われへん人て、ほんまなん?酒やタバコ買うから食べ物買われへんのちゃうん?」と呟くと、夫が「うちの職場にもいてるで、フードバンク利用している教師」と言った。
生活の仕方は様々であるから、利用しなければならない理由があるのだろう。
今回のストライキは幅が広いだけに、ニュース一つ見ても雇用されている側から見るか、市民として見るかにより違う。
が、有難い事に、数日前から娘の尾てい骨が腫れて痛むと診療所に連絡したら、医師から「明日診ますから夕方来てください」と言われた。
医療を利用したい時に診てもらえる有り難さ、これだけは本当に有り難い。
Source: イギリス毒舌日記