ドキドキ 両肩をガクッと落とす秀美。
そんな秀美の肩を抱くように葉子。

尚子、口を尖らせて、
「ふ~~ん。そういう事かぁ~~。」
そして尚子、
「ねね、輪湖~~。その…サブちゃん…???写真なんてないの…???」

その声に輪湖、顔をグシャリとさせて、
「ん~~~。厳しい~~。」
と、言いながらも、自分のスマホでアルバムを検索。あれこれとスワイプして…、
「まぁ…、葉子も私と似たようなもんなんだけど…。匡子さんの画像は…あるんだけどね~~。」
その時、
「あっ。…あ~~。でも…これは…、ダメだわ、全然、課長の頭で僅かに横顔だけ…、テーブルの方に、向かう。秀美ちゃんを撮ったときの…。」

すると虎一郎、何気に自分のスマホのアルバムを…、
右手で、器用に親指でスワイプ。左手はテーブルに頬杖状態。
「ふ~~ん。」
いきなり、
「おほっ。」
そして、
「ジャジャ~~ン。」
葉子と輪湖にそれぞれ顔目掛けて。

葉子、
「あった。」

輪湖、
「わお。ヒット~~。」

「…ってかさ、これって、いっちばん最初の時。確か…。うん。店の帰りに、わざわざサブちゃん、店の外まで送ってくれて、そん時。」

葉子も輪湖も、
「あ~~、あ~~。うんうんうん。」

尚子、
「どれどれ~~。」
体を輪湖にピッタリと…。尚子、画像を見ながら…。

虎一郎、
「まっ。でも…、匡子ママの店、通い始めた時だから、8年前…だけど~~。」

尚子、画像を見て、
「へぇ~~~。うんうんうん。意外と…、いいじゃん。うん。イケメンって感じ…するけど…。」

その声に輪湖、困ったような顔を綻ばせながら、
「まっ、ま~~~。あははははは。」

葉子は葉子で、口を尖らせて、目を丸く。
「ふん。」

尚子、そんなふたりの反応を見て、
「何よ~~。」

輪湖、
「だから~~。」
そして、
「…って、だから~~って言うのも変なんだけど~~。」

「まっ。輪湖の場合は、モデルのレオ様をこよなく愛してるからね~~。」
葉子。ポツリと。

その声に尚子、
「モデルのレオ様~~。誰よそれ…???」

いきなり輪湖、葉子目掛けて腰を浮かせて、右手握り拳を振り上げて、
「こ~~のっ。」

葉子、途端に舌をビロンと。

虎一郎、
「芸能人にいるだろ、今人気絶頂のメンズのモデル~~。」

尚子、自分のスマホで…。そして、画像を見て、
「う~~っわ。かっこいい~~~。」
そして輪湖を見て、
「ははははは。いいじゃん、いいじゃん。」

 

その声に輪湖も、ニッコリと、
「…でっしょう~~。」

そしてふたり、共に笑いながら…。

尚子、
「かかかかかか。」
けれども、輪湖の右二の腕を左二の腕で突っつき、
「ばか。人気絶頂のモデル好きになってどうすんのよ。あんたは~~。」
そして、輪湖の上半身、下から上を見回し、
「早く、男、作んなさいよ~~。」

いきなり葉子、
「くっ。」

秀美も、
「ぷっ。」

虎一郎、
「おっと~~。思いっきり、どんでん返しと来たぜ~~。」

「…って言うか、一体、何の話、してんの…???さっきから~~。あっち行ったり、こっち行ったり~~。お昼休み、過ぎちゃうよ~~。…つまりは…、秀美ちゃん。」
キッパリと葉子。

輪湖も尚子も、
「あっ。」

虎一郎、
「確かに。」
そして、
「俺は…。ん~~~。秀美ちゃん…、嫌だったら、仕方…ないけど~~。サブちゃんは、しっかりと、秀美ちゃんに…。さっきも言ったけど…、ほの字だよな~~。」
そこまで言って虎一郎、
「ただ…。ん~~。これは~~、自分でも分かっている…とは、思うんだけどな~~。」

瞬間、尚子、
「はっ…???」

そこに輪湖も、
「あ~~~。うんうんうん。」

葉子も、
「確かに。」
そして葉子、
「ふん。サブちゃん。」
尚子を見て、
「掛井佐武郎って言うんだけど~~。」

尚子、
「かけい…さぶろう…。」

「でも、さぶろうって、数字の三じゃないよ。」
輪湖。

尚子、目をパチクリと、
「へっ…???」

「佐藤の佐。そして、武士の武で、さぶ。で、郎は一郎、二郎の…。」

尚子、口を尖らせて、
「ヒェ~~~。うんうんうん。なんか、かっこいい名前~~。」

葉子、
「…で、そのサブちゃん、とにかく、料理の腕は文句なし。匡子さんが、わざわざレストランから引き抜いたくらいだから。」

虎一郎、腕組みして、2度の頷き、
「凄ぇよな。」

「なんだ…けど~~~。」

尚子、途端に、右眉を歪めて、
「…なんだ…けど~~???」

輪湖、
「これがね~~~。とにかく…。」
そして、尚子を見て、顔をグシャリとさせて、
「とんでもなく…、寡黙。」

その声に尚子、いきなりフリーズ。そして目をパチクリと、
「へっ…???…か…も…く…???」

輪湖、下唇をビロンと。そして2回の頷き。
「うんうんうん。とにかく、寡黙。全然、自分から、喋んない。」

尚子、鬼の形相で、
「い゛ぃ~~~~~い…???」

こんな私です。~選葉子(すぐりようこ)~   vol,131.   両肩をガクッと落とす秀美。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋