ドキドキ 僅かに静まり返るその場。

尚子、いきなり目の前の4人を見て、
「あ~~~。その反応~~。もしかして…、私に聞かれたら困る…ような~~。」

間髪入れずに輪湖、尚子の左肩に手を、
「いやいやいやいやいや。…ただ…、知られて…欲しくないような…。…その…理由は…、名前を出すと…。」

尚子、途端に、目を丸く、
「嘘。そんな…やばいの…???」

「だ~~って~~。まぁ~~。…多分、この事、知っているのは~~。その…、課長たる、方と~~。私たち…4人。と~~。もうひと方…、営業推進部の、都沢主任~~。…だけ~~。」

いきなり尚子、
「え~~~~。うっそ~~~。」
驚きながら、葉子と秀美を見て。そして…虎一郎を見て。目を真ん丸に。そして、
「何と。」

葉子と秀美は弁当を…。
虎一郎も蕎麦を…。

輪湖、
「だから~~。知られると、ちょっと、困る…かな~~。」

「…て、事は~~。知られちゃ困るって言うのは、もしかして…。海江田…課長~~。」

虎一郎、尚子の顔は見ずに、食べながら、すぐさま、
「さすがに勘…冴えてますね~~。」

輪湖と葉子、そんな虎一郎を睨んで、
「コイチ~~。」

尚子、
「な~~るほどね~~。…でも、なんで…???…海江田課長が…。」

「まっ。早い話が、私たちの通っている匡子さんのお店。」
「あぁ~、うんうんうん。名前だけは、カフェ匡子。奇麗なオーナーさんって…。みんな…、言ってるよね。…で、もっちのろん、料理もおいしいって…。」

秀美、ニッコリと。
葉子は目をパチクリと口は真一文字に。顔をコクリと。

輪湖、
「そっ。その通り。」

虎一郎、
「サブちゃんの飯は、絶品。」
箸を右手握り拳で持って親指を。

その声には葉子も輪湖も、
「ふん。」

輪湖、
「…で、その…、匡子さんと、海江田課長が~~。実は~~、叔母と甥の間柄~~。」

間髪入れずに尚子、
「え゛ぇ~~~~~え!!!」

「…と、言う訳で~~。私たちがいつも通っている…お店に…、当たり前のように、シカゴから帰ってきて、その後は、ランチもそうだし、夕食も~~。カフェ匡子。と…、言う。」

虎一郎、
「社食で課長、見る事、ねぇもんな~~。今頃…。」

葉子、
「多分ね~~。」

尚子、
「ふ~~ん。そう…なんだ~~。」
そして顔を傾げて、
「…確かに…、そういう情報は~~。」

「まっ。仮に、高村家だったら~~。通さん、手招きして、いらっしゃ~~い、だろうけど~~。」
輪湖。

葉子、おかずを食べながら、
「それは、言える。」
けれども、
「えっ…???…って言うか、課長の話…???」

その声に輪湖、
「えっ…???…へっ…???」
葉子を見て、秀美を見て、尚子を見て、虎一郎を…。

虎一郎、
「なんで、俺見んだよ~~。秀美ちゃんだろ~~。」

瞬間、輪湖、両手をパン。
「あっ、そうだっ!!!うんうんうん。ねぇ~~。」

秀美、輪湖に下唇をビロンと。
「だから~~。輪湖先輩~~ぃ。」

葉子、
「なんだか…、秀美ちゃん、困っちゃってるみたいな…???」

尚子もそんな秀美を見て、顔を傾げて、
「ん~~~。」

輪湖、
「なんかね…。サブちゃんが、秀美ちゃんを見る目が、違うの。私とコイチを見る目より。ものっ凄い、チラチラチラチラと。」

瞬間、葉子も尚子も、
「へぇ~~~~~。」

尚子、
「…って言うか、私は、その…、サブちゃんって、知らないけど…。見た事もない…から…。」

輪湖、
「まぁ~~。とにかく、料理は抜群。どんな料理でもOKなんじゃない…。で~~。その人の顔見れば、どんな料理が食べたいのか、分かっちゃう~~。」

尚子、目を真ん丸に、
「うそ~~~~。」

「いや…、現に、私たち…既に…。それに、課長だって、都沢主任だって。完璧に脱帽。」

「へぇ~~~。」
そして尚子、
「…で、で、その人…、歳は…???」

その瞬間、輪湖も葉子も…、顔を見合わせて、
「うん…???」

虎一郎、
「25~~~。」

葉子と輪湖、頷いて、
「あ~~~。」

「大学卒業して匡子ママの店に落ち着いた~~。大卒後、3年経過~~。おっし、ごっそさん。」
そして、虎一郎、
「ん~~~。ハッキリ言って、サブちゃん、秀美ちゃんに、ほの字だな。課長も、そんなサブちゃんと秀美ちゃんに、いいんじゃない。若い者同士って…。」
一拍置いて…、そして笑いながら、
「しかも…、サブちゃん、思わず、それ言われて…。かかかかか。照れてやんの。」

その声に秀美、いきなり顔を下に。
そんな秀美を見て輪湖、いきなり虎一郎の頭をパコ~~ン。

虎一郎、
「痛ってぇ~~。」

葉子はそんな秀美に左腕を…抱くように。

輪湖、虎一郎に、
「あんたね~~。」

こんな私です。~選葉子(すぐりようこ)~   vol,130.   「私に聞かれたら困る…ような~~。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋