ドキドキ そして葉子、すぐさま、
「すみません。今の段階で、この…、3人の方々には…、まだ…、何も…???」

その声に美海、
「えぇ…、まだ、何も…。とにかく、名前と過去の履歴が判明して報告すると言われて、久留巳専務から私ども、秘書課宛にファックスを…。」

「まっ。ここで何を言っても仕方がない。取り敢えず、行ってみたら…。そうしないと…、何かしら…、居心地、悪いんじゃないかしら…、海江田課長…、そして、選葉子さん。」
笑みを零しながら話す長谷部瑠唯。

その声に海江田も葉子も、
「えっ…???」

藍川実和子も紫を見て頷く。
思わず目をパチクリとさせる葉子。

向かいのテーブルでは都沢が、海江田に、
「課長。」

海江田、資料を見ながら、キョトンとして、
「あ、あ~~。」

「メディアと報道関係は任せて。私の方で、しっかりとガードさせて頂いておりますので…。」

海江田、思わず口を尖らせて、両目で右左。そして。コクリと頷いて、
「…では、参りますか。」

再び長谷部、
「既に、ホテルには、これから4人が行くと、連絡はしておりますから…、ご心配なく。」

海江田、
「分かり…ました。」
そして葉子と紫を見て…。

紫、葉子、頷いて椅子から立ち上がる。

実和子、紫に、
「お願いね。そして、選さんも…。」

紫、そんな実和子に笑顔で…。

葉子、コクリと。
「はい。分かりました。」

そして4人は部屋を出る。

美海、
「ふぅ~~。何とか…、一歩…、前進かしら…。」

長谷部、そんな美海を見て、
「ふふ。その様で…。」

「では、長谷部部長、引き続き、よろしく。」

長谷部、そんな美海に、頭だけ一礼をして、
「畏まりました。」

瞬間、実和子、頭を右左に、
「えっ…???」

「ふふ。…それにしても…。」
ニッコリと長谷部。

美海も長谷部の声に、
「えぇ…。…選葉子。中々、どうして…。」

実和子、
「まさか…、紫から、ホテルの個人情報って…。有り得ないって…、思ったけど…。」

「しかも…、元々は、あの、選さんの提案。陣屋から聞いて、何とも、納得。はは。陣屋、ニコニコしながら…。」
長谷部。

美海、
「それに、私からは鳩崎部長の方から、同じように、海江田課長から提案って…。」

その話に実和子、
「えっ…???…って…???…どうして…???…同じ提案が…???」

長谷部、そんな実和子に、
「だから~~。」
ニッコリと。…けれども実和子を見て、
「まっ。あなたも頑張れ。」

その声に実和子、
「はっ…???」

通路を歩きながら海江田、
「さて。忙しくなるかぁ~~。」

都沢、ニコニコと、
「そうっすね~~。」

紫、
「じゃ、後ほど。」

海江田、
「了解。」

都沢も、
「分かりました。」

そして紫、部署の数メートル前で葉子に、
「それにしても葉子。」
ニッコリとして、
「中々どうして~~。ヒットしたね。」

「えぇ~~。…でも…。」

そんな葉子に紫、
「うん。…まさかね~~。」

「あの…、阿刀田常務まで…、中国人だったなんて…。」

紫、
「まっ。子供の頃に日本に…。…でも、それからは…。」
そして紫、
「とにかく…、だ。」

葉子、
「そう…、ですね。」

財務企画のドアを開ける紫、ふと葉子に、
「…でもさぁ…、葉子~~。」

「あっ。はい。」

けれども紫、両目をわずかにずらして、
「…ん…???…ふふ。まっ、いっか。はい。用意して。」

葉子、コクリと、
「はい。」

紫、
「課長~~。」

蔵井氏、
「お~~。お疲れさ~~ん。」

輪湖と秀美も、
「葉子~~。」
「先輩…。」

葉子、
「あ~~ん。ふたり供…、ごめん。また、私、出てくる。」

そんな葉子に輪湖も秀美も、
「うん。行ってらっしゃい。」
「…と、言う事は、先輩。もしかして…、ビンゴ…???」

そんな秀美の声に葉子、両眉を上下に。

輪湖、途端に目を真ん丸に、
「わお。凄~~~。」

そしてふたり、ロッカーに…。

車で移動中、都沢は運転。
そして助手席の海江田、そして後部座席の紫も葉子も、タブレットを…。
お互い、会話もなく…。

運転しながらの都沢、
「…でも、人って、分からないものですよね~~。」

その声に海江田も後ろのふたりも、
「えっ…???」

「いや…。僕らの前で、あんなに…、笑顔で…。まぁ…、でも、30年…、日本に来てから…。もぅ…完璧に日本人…。」

そんな都沢に海江田、僅かにニッコリと、
「うん。そうだね~~。…でも…。僕らは、それでも…。」

その声に後部座席で葉子、
「あの…。すみませんけど…。まだ…、阿刀田常務が…。」

瞬間、海江田、
「ぷっ。」

すかさず都沢、運転しながら、
「あっ。あ~~~。すみません。はは。はい。そうでした~~。」
そして都沢、ルームミラーに向かって、
「すみません。」

こんな私です。~選葉子(すぐりようこ)~     vol,082.   「まっ。ここで何を言っても仕方がない。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋