先日何気に今年の4月完成した木造の1LDKアパートの建築費が

外構込み1戸約500万円だったものが今月見積もりを同じ業者さん

で取ったら660万円だったと言う話を書きましたww。

 今年4月に完成したアパートの見積を取った時期を調べてみたら、

2020年10月のものでしたw。

土地を見つけて配置プランを作成し、見積もりを取って銀行に融資

をお願いし、融資承認を得て土地を取得します。

 そこから上物がある場合は解体し、基礎工事をして建物が完成

するまでに1年から1年半はかかります。

今年4月に完成した物件は正に見積もりを取ってから完成するまで

1年半かかったことになります。

 現在は2022年の10月ですから約2年で500万円が660万円

に上昇したことになりますので建築費は2年で32%上昇したことに

なります。

 仮に全額自己資金で建築するとした場合、2年前に契約していた

ら5000万円で10戸建築できましたが、2年経ってこれから建てる

場合は6600万円かかることになります。

もし、この2年間何もせず銀行に5000万円預けていたとした場合、

利息はほぼ付きませんから5000万円のままです。

 つまり銀行に預金していたお金の価値が物価上昇によって減少し、

5000/6600=75.75%に減ってしまったことになります。

これだけ物価上昇が激しい時は、2年前に固定金利で5000万円

お金を借りてアパートを建てておけば、借入金が75.75%に目減り

したことになります。

 建築価格がこれからも上昇すると想定するならば、今多額の借金

をしてアパートを建てておくべきですし、建設物価はそのうち下落に

向かうと思うなら今無理しないで、しばらく待った方がいいと思います。

 ただ、世界的なインフレはしばらく沈静化しないように思えますし、

日本もそのうち金利を上げざるを得なくなると思いますので、一旦 

インフレに火が付くと簡単には消えない予感がします・・・。

銀行からお金を株や不動産にシフトせさて置いた方がいいかも知れ

ませんね!

 ということでいつものランキングボタンご協力いただけるととっても

うれしいです♪

 
Source: 吉川英一オフィシャルブログ-低位株・不動産投資で会社バイバイ、リタイアして毎日が日曜日。不動産業ブログ!