ドキドキ そして、午後からの仕事内容も秀美はしっかりと。
秀美自身も、
「うんうん。ありがとうございます。」

午後からの指導者は輪湖、
「さっすが~~。飲み込み、早い。凄いよ、鮎川さん。」

そんな景色を遠目で見ての蔵井氏、僅かに顔を傾げてニッコリと。そして頷く。

そんな蔵井氏に陣屋、徐に近づき、
「どぅ…???」

「えぇ、まぁ。初日、なんとか…。」
「うんうん。しっかりお願いね~~。」

「えぇ。」

「何としても、小田島専務筋のお嬢様。しっかりと成長してもらわないと…。」
そして、
「…でも、まぁ…、そんなに気張っても…仕方がない。程よい感じで…。」

その声に蔵井氏、
「えぇ。」
そして蔵井氏、
「まっ、なんとか頑張って頂きたい。ただ、それだけです。」
そして蔵井氏、そこまで陣屋に言って、
「あっ、部長…、例の件は…???」

その声に陣屋、
「えぇ…。まっ、じっくりと時間を掛けて…。紫には、そのまま、懐に入ってもらう。」

その声に蔵井氏、
「えぇ…。」
そして、
「それにしても…。まさか…。」

陣屋も、
「えぇ…。まさか…、こんな事になるなんて…。」

蔵井氏、腕組みをして、
「ホテル・キャッスル・チャイナ。…でかいですね~~。」

「でかいなんてもんじゃない。総資産5兆円。下手をすれば、一気に飲み込まれる。とにかく、阻止しないと…。」
「えぇ…。…けど…。何処から…、そんな話が…。」

「分からない。とにかく、慎重に事を進めて。謎の部分は全て詳細に。時間を掛けるしかない。…でないと、向こうの思う壺。それでなくとも、金額が大き過ぎる。」
「紫が…、そんな重圧に…。」

そんな蔵井氏の声に陣屋、けれども僅かに微笑んで…。
「やってもらうしかない。」
そして、
「ふん。こう見えて、私が見込んだ人材だからね~~。そんな簡単に、くたばって~~もらっちゃあ~~。はは、タフだよ~~彼女。」

そんな話に蔵井氏も、口を真一文字に、
「確かに。人を引っ張っていく力量は、感服します。」

「ふふん。それに…、嬉しいかな、こちらにはヨウちゃんもいるし。」
「ですね~~。」

「変な言い方をするけど…。駒はしっかりと揃っている。」

蔵井氏、陣屋の顔をチラリと見て、
「承知。」

「まっ。何れにしても、大方、いつかは知れ渡る。しかも…。」

蔵井氏、
「一番は…、マスコミ…。」

その声に陣屋、コクリと。
「そう…なるでしょうね~~。一番、厄介。…なんだけど…。逆に、知れ渡った方が…、後々、面倒な事を避けると、言う意味では…。…好都合かも…。まっ、そう…簡単にはいかないとは、思うけど…。そんな事は向こうさんもしっかりと…。」

頷きながら蔵井氏、
「ですね~~。ふん。…あっ。そう言えば、部長…。」

「ふん…???」
「紫について、なにやら…、噂が…。」

その声に陣屋、
「あ~~。うんうん。知ってる。」
そして陣屋、
「うんうん。全~然。気にする事ないの。勝手に言わせておけばいいのよ。それくらい。屁でもないわ。」

「おやおや。部長ともあろうお方が、お下品な言葉を…。」

すかさず陣屋、
「あ~~ら、ごめんなさ~~い。」

「かかか。お気になさらず。」

夕方になると、何かしら尚子のスマホに次々とラインが…。
あと5分で、終業時間である。

財務企画、10年前までは無駄に残業をして残っている社員もいたが、
今や就業規則も厳しくなり、しかも、働き方改革もあってか、
逆に残って仕事をしていくと注意が入る。
これも扶桑の新社長の天春(あまかす)の方針である。

つまりは、余暇も大切に、十分に自分自身に充電を。と、言う事である。
最初は社員たち、戸惑ってはいたが…。時が経つにつれて、身体もその習慣に慣れ、
数か月も経てば、今まで残って仕事をしていたのが、無意味だと言う事に気付き、
しかも、表情も豊かになって行った。

しかも、そうする事により、小さな事ではあるが、
経費としても、かなりの削減に繋がったのである。

高村家の食卓では今日も、店内が賑わっている。
陣屋と蔵井氏、そして今日、そんな陣屋と蔵井氏と同席しているのが…、
こちらも高村家の食卓には陣屋から誘ってもらい常連になった、
長谷部瑠唯、広報部の部長である。

愛生、瑠唯に笑顔で、
「いつもお世話様です。」

通も、
「瑠唯ちゃん、あんまり顔出さなくって、心配してたのよ~~。かかかかか。」

その声に瑠唯、
「ごめんね~~。私もいろいろとプライベートで忙しくってさぁ~~。」

その声に陣屋、
「まさか、あんた、不倫しちゃってたりして…。」

いきなり蔵井氏、ビールを飲みながら、
「ぶっ。」

「な~~に言ってんの~~。私に、そんな暇はない。」

陣屋、
「あら。」

そしてこちら…。カフェ匡子。

こんな私です。~選葉子(すぐりようこ)~   vol,047.   「なんとか頑張って頂きたい。ただ、それだけです。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋