私がイギリスに来て最初の冬、何が驚いたかと言うと、家の中の暖房の温度設定がやたらに高く、その為に室内は半袖で過ごすという事であった。
その暑すぎる室内にある本物の暖炉で木を燃やそうもんなら、あまりに心地よすぎて瞬殺で居眠りしてしまえる、そんな冬の室内に私は驚いたのであった。

義母が亡くなるまで、冬に義母の家に行く際は半袖を来てダウンを着ていかねば、セーターの下にババシャツなど着たら汗ダラダラである。
暖炉費も相当かかったと思うが、さすがに今年から光熱費が高騰し、そうもいかない。

ウクライナのニュースで、まだ暖房が使える地域の人はこの冬を16度を最高設定にして過ごすというのがやっていて、暖房が使えない状態の赤ちゃんを抱いたお母さんの映像を見た際、自分達も16度で過ごしてみようと思った。
10月に入ってから、16度で暖房を全室にかけ始めた。
雪山用ヒートテックの上下にスエット上下、雪山用靴下を履いて更に裏起毛のパーカーを羽織ったら、かなり温かい。
しかし、あくまで今は‥である。
マイナス気温になってきたら、16度設定で何を着るかで調節せねばかなり寒すぎると思う。

暖房費が高いから‥と暖房を切ってしまうと、結露やカビがあっという間に広がる。
うちはピアノもギターも6本あるし、結露だらけの部屋にはしておけない。
旦那から、カビ生えてもうたらナンボ掃除しても又カビ生えて来るようになる。
それを修繕する金額考えたら、暖房は最低でかけとかなアカンと言われ、うちは16度を保つように設定している。

そもそも、イギリス人の暖房の設定温度が今まで高すぎたから、着込んで温めるという概念がないのではないかと、周りのイギリス人を見ていてそう思う。

毎年、今くらいから私は電気毛布を最高温度にして9時間タイマーにして寝ていたが、今年は使わず、寝る30分前に湯たんぽを布団の中の足の位置と背中の位置に仕込んでおき、それを抱いて寝るようにしている。
湯たんぽは、朝まで温かい。
確かに電気毛布は全身を温めてくれるから最高であるが、自分に厳しく生きなければアカンと思い、今はそうしている。

カーライルの市場内に、ウクライナへ送る衣類やおむつを寄付する箇所がある。
おばちゃんが一人いて、今は冬物の衣類が必要なのだと紙に書いて貼ってある。
私は雪山用の靴下を履いて更に暖房があるけれど、シェルターの中での寒さを考えると、ダウンを着たとしても暖かさは感じるだろうか‥と思いながら、娘の去年まで着ていた完全防水防寒コートを寄付してきた。

生活費の高騰、もうこれは必死で働いて余裕を出すしかない。
明日も働く。
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Source: イギリス毒舌日記