夫と子供が通う空手道場の経営者でもある一番偉い先生は、空手6段である。
空手道場があるビルの持ち主でもあり、カーライルにいくつかのバーを経営している。
オーストラリアにもビルがあり、家賃収入で暮らしている。

先生の両親はイスラエル人で、先生はイングランドで育っている。
寄宿学校から名門ケンブリッジ大学を経て、ペルー、インド、中国、ミャンマーやイスラエルで武術や武道、ヨガを学び、40代半ばでイギリスに戻ってきた。
その後空手道場を開き今に至る。
道場で空手、太極拳とヨガを教えるまで働いた事が無い。
歳なので今は太極拳もヨガもやめており、子供クラスは10年前から教えていないが、大人クラスは週3教えている。

とても不思議な雰囲気の人で、別々の場所にいても人の事が見えると言えば奇妙であるが、関わった人は皆さんそう言う。
去年、義母が亡くなった日の夜中、それは午前0時半くらいだったと思うが、夫が嗚咽する程泣いた事が一度だけある。
その時、先生から電話が鳴り「どうかそんなに泣かないで。泣かれたら行くべき場所に行きにくくなるとお母さんが言っているよ」と電話がかかってきたことがあった。
後にも先にも、先生から電話がかかったのは、これきりである。

一体この人はどこでどんな風にどんな修行をしてきたのか謎の多いおじいちゃんであるが、先週からオーストラリアに行った。
3週間くらいで戻るつもりと言って行った。
そう言って去年もカナダに行き、4ヶ月帰って来なかった。

先生の家に住み込みで働いている掃除婦さんと、ビルのメンテナンスと清掃をやっている清掃員さんがそれぞれに子供を空手道場に最近連れてきた。
先日、その一人の方と話していたら、先生はベッドルームが8室あるお家に住んでおり、しかしたまにしか帰らないから家も汚れないと言っていた。
何処に行っているのやら‥謎のスーパージジイである。
人気ブログランキングへ
Source: イギリス毒舌日記