ドキドキ そして学校の正面玄関で…。

4人共々、涼香に、
「どうもありがとうございました。」

そんな4人に涼香、ニッコリと、
「いえいえ。」

理沙、涼香に、
「ばいば~~い。」

涼香も理沙に、
「ばいば~~い。」
…と、その時、
「あっ、理沙さん。」

理沙、
「あっ、はい。」

涼香、ヒョコンと顔を傾げて、
「また…、部活、見においで。歓迎しちゃう。うんうん。」

その声に一樹、蒼介、和奏、目を見開いて、口を尖らせる。

理沙は瞬間、笑顔で、
「いいんですか~~。」

蒼介、
「わお。」

一樹、
「おほ~~~。」

和奏、
「迷…惑…じゃ…。」

そんな理沙の母親に涼香、
「いえいえ。迷惑なんてとんでもない。」
そして、
「実際、ウチの監督自身が、是非鴻上のバスケ、見て欲しいって言っているくらいですから。」

一樹、その声に、
「えっ…???」

「ある意味…、鴻上のバスケを見てもらって、上を目指してもらいたい…、みたいなんです。」
そして涼香、
「実は…、以前、都大会で優勝したとき、取材を受けて…。ある小学校から見学の申し込みがあって、その時監督、子供たちとすぐに仲良くなっちゃって。未だにその小学校と交流しているんです。」

一樹と蒼介、
「凄ぇ~~~。」

一樹、
「そういうのって…あり…???」

涼香、
「えぇ~~。ですから、理沙さんもどうぞ。」

その声に理沙、和奏と蒼介を順々に見て…。
「わは。」

涼香、
「それに…。」

和奏、
「それに…???」

「ウチの監督、コト、バスケに関しては、物凄い人脈もありますから…。理沙さんにも、何かしら、お役に立てるかと…。」

それには蒼介が、
「ほんとですか~~。」

和奏、
「ちょっと、ちょっと…おとうさん。もぅ~~。」

涼香、そんな理沙の父親に、
「えぇ~~。もちろんです。監督だって、何も言わないですけど…。きっと。お手伝いできるものならって…、思ってますよ。」

話を聞きながら一樹、
「いやいやいや。なんとも…。かかか、凄い展開になったような…。」

蒼介、ニコニコして、
「ですよね~~。」

和奏、
「…ったく…。ふたりとも~~。」

理沙、
「おかあさん、ふたりともって…、先生に失礼…。」

瞬間、和奏、
「わっ!!!」
そして一樹を見て、
「先生…、申し訳…。」
頭を下げて…。

一樹、
「いえいえいえ。…でも…。うん。瑞樹~~。こりゃ…。表現は悪いけど…、ある意味…、棚から牡丹餅。うんうんうん。甘えた方が。いいよ~~。先生だって、今日は、しっかりと収穫~~。」

蒼介、
「うんうん。ですよね~~。」
そして蒼介、涼香に体を曲げてキッチリと頭を下げて、
「よろしくお願いします。」

涼香、いきなり右手を振って、
「いやいやいやいや。そんな…丁寧に…。…はい。こちらこそ、よろしくお願いします。」

理沙、
「わは。やった、やった~~。」

和奏、
「ふふ。」

そして帰路の車の中で…。

蒼介、
「なんだか…、嬉しい展開になってきたよね~~。」

和奏も、
「うんうんうん。」

「普通だったら…、こんな風にトントンと話って進むんだろうか~~。」
「ん~~。分かんないけど…。とにかく、いい方向に向かっていることは…確か。」

「だよね~~。」

そして数秒後…。蒼介、
「まっ、普通だったら…、こういう感情って沸かないと思うんだけど…。そして…到底、受け入れられないって言うんだろうけど…。」

そんな話に和奏、
「ん~~~???」

「なんかさ…。理沙には申し訳ないけど…。」
バックミラーを見ながら蒼介。

「え~~???どうしたの、おとうさん…???」

「ごめんなぁ~。理沙~~。」
「なんで謝んのよ…???」

「理沙には申し訳ないんだけど…。…確かに、理沙の脚が…、そういう風になって、普通だったら、今後先も、どうしていいのか分からない状態。」

和奏、
「うん。」

「けど…。なんだかとうさん、嬉しいし、楽しい。…理沙の前向きの姿勢に感謝だし。…そして、瑞樹家、今、なんだか、恵まれているって感じで…。良い出会いがあったって…。」

そんな風に話す夫を見て和奏、ニッコリと、
「うん。そうね~~。」
そして和奏、
「かかかか。まさか…、鴻上高校に来るなんてこと、夢にも思わなかった~~。」
体をずらして後部座席の理沙を見て、
「でしょう~~、理沙~~。」

その声に理沙、
「あは。うん。」

信じて…良かった。   vol.063.   蒼介、「なんだか…、嬉しい展開になってきたよね~~。」

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※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋