ドキドキ そんな4人を見送りながら部員たち…。

馨、
「おぃ、将輝。」

そして和真、
「あの子…。」

尚哉、
「へぇ~~。」

馨と和真、
「おぃ、将輝、彼女。」

和真、
「車椅子に乗って…、あのパス。」

将輝、
「えぇ…。」

和真、
「いきなり、バシンと来たぜ。」

涼香、
「へぇ~~。あの状態で。あんなパス…出来るんだ~~。」

弓狩、ニッコリと、
「ほっほっほっほっ。実に…楽しみですね~~。」

涼香、
「ねね、将輝~~。あの子って…名城バレー、ポジションは…???」

その声に将輝、
「確か…、友達からは…、名アタッカーって…、言われてましたけど…。」

部員たちそれぞれ…、
「へぇ~~~。」

和真、
「道理で、肩…、強い訳だ…。」

弓狩、
「涼香君。」

涼香、
「はい…???」
すると涼香、思い出したように、
「…あっ。すみません…。送ってきます。」

その声に弓狩、ニッコリと、
「お願いしますよ。」

涼香、駆け足で…。

ドアの外、廊下を行く4人。

涼香、
「すみませ~~ん。お送りします~~。」

3人後ろを振り向いて…。

一樹、
「おっと~~。ありがとうございます。」

蒼介、和奏、
「わざわざすみません。」
涼香に頭をペコリと…。

涼香、
「あ~~、いえいえ。それに、八倉先生に、ちょっと…。」

理沙、蒼介、和奏、
「へっ…???」

「八倉先生…、メアド…、教えていただけます…???」

一樹、
「あ~~。はいはいはいはい。」

蒼介、和奏、途端に、
「はぁ~~~あ…???」

理沙、
「ぷっ。かかかか、なんで先生、メアド…???」

瞬間、一樹、涼香、
「いやいやいやいや。」
ふたり、共に両手を振って。

一樹、恥ずかしそうに、
「いやいやいや。誤解だって、誤解。」

蒼介、
「誤解…???」

「えぇ…。実は、彼女からここのバスケの動画…、送ってもらう約束を、さっき…。」

蒼介、
「動画…???」

「実は…ウチのチーム。動画、撮影する生徒って…いないんですよ。ですからさっき、こちらから、ネットでバレーの動画、検索して、モニターに出して、見たら如何か…って、言われて…。それに、何なら鴻上のバスケの動画も見てくださいって…。それで、彼女にメアド、教えることに…。」

理沙、瞬間、
「あっ、そっか~~。ネットでなら、幾らでも検索できる訳だ~~。うんうんうん。…で、ここの動画…。速さと技術…。バレーとバスケじゃ、違うけど…、うんうんうん。いいかも…。」

蒼介、
「そぅ~か~~。うん。それはいいかも…。」

そして一樹、涼香に自分のアドレスを…。

そして…、涼香、
「それにしても、理沙さん…。」

理沙、
「あっ、はい。」

「あなた、バレーで、ポジションは…???」

その声に理沙、一樹を見て…。
「あっ、はい。…レフトです。」

一樹、
「つまりは、アタッカー。それも、レフトプレーヤー。ウィンズスパイカーって言いますけど…。」

涼香、
「じぁあ~~。つまりは…アタックを打つポジション。」

一樹、
「えぇ…。」

涼香、
「な~~るほど~~。それでか~~。」

蒼介、
「えっ…???」

一樹、
「ふん。」

「部員のみんな、理沙さん、凄いって。…ほら、さっき理沙さんがパスした部員。」

理沙、
「あっ、はい。」

「彼、ここの副将、つまりは副キャプテンなの。」

理沙、目を見開いて、
「へぇ~~。」

「そして~。馨も身長あるけど…、その馨の更におっきくって、体格の良い男子、いたでしょ。」
「えぇ、えぇ。あの…、センターの人。」

「うん。彼がここの主将、キャプテン。且元尚哉。」

「かつ…もと…さん。」

蒼介、
「へぇ~~。且元…さん。なんだか、武将みたいな名前ですね~~。知らない…???片桐且元って言って…。元々は賤ヶ岳の七本槍のひとりなんだけど…、後に秀吉の側近になった人。」

瞬間、いきなり蒼介以外、目を点にして僅かに沈黙。

ようやく一樹、
「あ~~、はい。はいはいはい。後に家康に取り入れられるんですよね。」

和奏、
「おとうさん、何の話…???」

理沙、一樹に、
「…誰の話…???」

蒼介、目をキョロキョロさせて…、そして頭を撫でて、
「あっ、すぃません。全然。関係なかったですね~~。」

いきなり涼香、
「プッ。」
そして、
「じゃ、行きましょうか、こちらです。」

和奏、
「わざわざありがとうございます。」
そして蒼介の右ひじを突っついて、
「もぅ~~~。」

蒼介、
「すんません。」

信じて…良かった。   vol.062.   そんな4人を見送りながら部員たち…。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋