ロシアがウクライナに最初の攻撃をした日の午後の事。
子供を学校に迎えに行き、歩いて家に向かっていたら、息子が「ロシアがウクライナを攻撃したって知ってる?」と私に聞いた。
勿論朝のニュースで知っていたが、刺激しないようにニュースは子供の前では見なかった私は、息子に「何で知ってんの?」と聞いてみた。

息子は「朝の全校朝会で先生が話してくれたから」と言った。
娘も「そうやで」と言った。
帰宅して20分程経過し、学校から保護者一斉送信メールが来た。
「今朝子供達にウクライナの事を話してありますので、子供から質問されたりするかも知れません」との内容だった。
さすが現実主義イギリスだと思った。
今起きている事を子供に隠すのではなく、きちんと説明する。
日本の小学校はやるだろうか‥

以前ブログに書いた事があるのだけれど、私がまだオーストラリアはアデレードの小学校で日本語クラスの手伝いをしていた時に911が起きた。
隣の部屋の外科医エミリーから叩き起こされ、信じられない画像をニュースで見た。

その日はアデレードで親友だったハンガリー人の友人がハンガリーに戻る日であったが、テロが起きたことによりセキュリティが厳しくなり、飛行機が9時間遅れて飛んだ。

いつものように学校に出勤すると、教室内にいるはずの子供達が校庭で泣いたり親に抱かれたりしており、異様な雰囲気だった。
すぐに全校朝会が始まり、今アメリカで何が起きているかの説明が臨時でなされた。
子供達はじっと聞いていた。
私はこれを見た際、凄いと思った。
きちんと理解し安心させる。
まず不安を取り除いてから、いつもの授業が開始された。
今回、私はそれを思い出したのである。

娘から「というわけやから、ニュースを私達の前で見てくれて大丈夫」と言われた。
その言葉を聞き、きちんと説明されたのだと思うと、学校の先生らによる対応には本当に感謝しかない。

アデレードで親友だったハンガリー人の友人とは、未だ月一で連絡し合う仲である。
友人から、「ロシアがまたバルト三国を取りに来る悪夢が現実にならない保証は無い」とメールが来た。
日本人には分かりづらいかも知れないが、陸続きのヨーロッパの過去の歴史を考えたとき、陸続きである恐怖というものがある、私はそれを友人から感じるとたまらなくなる。
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Source: イギリス毒舌日記