ドキドキ 病室に入ってきたふたりにお辞儀をする和奏、
「お世話様です。いつも、ありがとうございます。」

駒田、そんな和奏に深々とお辞儀をして、
「こちらこそ、いつも、ご苦労様です。そして、いつもありがとうございます。若さ、頂いております。」
そしてニッコリと。
「どぅ…???理沙君、順調~~???」

その声に理沙、
「はい。ありがとうございます。お蔭様で。」

駒田、
「よろしい~~。」
そしてまたニッコリ。
「ちょっと…いいかな~~。」

駒田、夏希の持っている温度板見て…。そして理沙を…。

理沙、
「お願いします。」

「は~~い。」
そして…。
「うんうん。順調、順調。」

理沙、
「先生…。」

駒田、
「ん~~~???」

「私、いつまで…???」

その声に駒田、腕組みをして、
「ふ~~ん。」
首を傾げて空を見て、
「…って言うか~~。先生…、理沙君…退院しちゃうと、困るんだが~~。」

理沙、右目を歪めて、
「え~~???」

「若さが…飛んで行っちゃう。」
口をぐんにゃりとさせながら…。

傍で夏希が、
「ぷっ。」

「いやいやいや。」
駒田、
「だって、分かるでしょう~~。この病棟、理沙君と麗亜ちゃん。ふたりだけなんだぜぇ~~。ヤング~~。」

和奏もその声を聞いて、
「くくくく。」

駒田、
「もっと、もっと、フレッシュ、もらわなきゃ~~。ねぇ~~。瑞樹さ~~ん。」

和奏、困ったような顔で、
「そうですね~~。」

そして夏希、ひとつ、咳払いをして、
「んん。」

チラリと夏希を睨む駒田、
「ん~~???僕、何か変な事、言いました~~???倉前師長~~。」

そんな駒田に夏希、
「いいえ。」

そして駒田、
「ねっ。はい。まっ、そんな訳でね。理沙君。あと…、2週間。」
駒田、右手でVサインをして…。
「2週間だぞぉ~~。」

理沙、
「2週間…かぁ~~。」
そして母親を見て…。

和奏、そんな理沙に頷く。

駒田、
「そして、それからは…、本格的に…、リハビリになっちゃうけどね~~。」
ポケットに手を突っ込んで。そしてまた出して、
「あっ。でもさ。」
人差し指を顔の位置まで上げて、
「もし…、理沙君がOKなら、いつでも、リハビリOKだよ。ほら、もぅ、車椅子にも乗れる訳だし。」

「えっ!!!ほんと…???」

駒田、
「ふん。」

理沙、母親を見て…。

和奏もニッコリと頷く。
「おとうさんとも、考えてた。」

途端に理沙、
「やるやる。やるやる。うんうんうん。」

駒田、
「おぅ。」

夏希もニッコリと。

理沙、笑顔満面で、
「ねね、いつからでもいいの…???…もしかして…、明日からでも…。」

駒田、
「あ~~。OK。構わない。お取り計らい、致しますよ~~。う~~ん。」

「わはっ。」
理沙、今度は両手で小さな拍手。

和奏、
「ふふふ。」
そして、
「駒田先生。」
駒田に頭を下げて、
「よろしくお願いします。」

駒田、顔の前で左手を振って、
「い~~や。とんでもない。逆にこっちが嬉しい程ですから。とにかく理沙君には頑張ってもらわないと。しっかりと、ケア…させて頂きますよ~~。」
またニッコリと。

理沙、そんな医師に、チョコンと頭を…。
「ありがとうございます。」

駒田、右手を腹部に、そしてわずかに頭を下げて、
「仰せの通りに。」

理沙、
「キャッハハハハ。」

和奏、椅子から立ち上がり、駒田に再びお辞儀を…。

駒田、
「では。私はこの辺で…。」
そしてドアに向かいながら理沙に顔だけ振り返り、
「チャオ、理沙君。」
ニッコリと。

理沙、
「ありがとうございました~~。」

そしてドアが閉まる。

理沙、両手を天井に、
「や~~った~~。」

和奏、ニッコリ。

廊下で駒田、
「さて。手続き致しますか~~。」

夏希、
「あっ、手続き…、こちらで…。」

「あっ、いいの、いいの。うん。僕がやりますから~~。ふふん。」

そんな駒田に夏希、お辞儀をして、
「ありがとうございます。いつも甘えて。」

駒田、
「いえいえ~~。」
ナースステーションを、右手を肩の位置でヒラヒラと振りながら抜けていく。

看護師たち、
「お疲れ様で~~す。」

「は~~い。お疲れ様~~。」

そして、翌日…。

信じて…良かった。   vol.043  「どぅ…???理沙君、順調~~???」

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※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋