イギリスに来て最初の一年、私は夫の両親と暮らす事を希望した。
ホームステイ経験者の私は、それがホームシックも少なく、また互いを良くも悪くもわかり合える最短距離だと思ったからである。
結果それは大正解であった。

夫の両親は毎週水曜日、夫の祖母を連れてパブへ夕飯に行く決まりになっており、金曜日はレストラン、土曜日は中華の出前というルーティーンがあった。
その為、私は一年で週1必ずイギリス中華を食べていた。

日本の中華と違い、メニューが多い。
食べた事の無いものも多く、その一つが中華カレーである。
日本の中華屋でカレーを食べたことがなかった私は、このイギリス人が大好きなイギリス版チャイニーズカレーの魅力を追及する事になる。

もう20年豪州のメルボルンに住んでいる夫の兄が、「オーストラリアのチャイニーズカレーは食われへん」と言い、帰ってくるたび1日2回チャイニーズカレーを食べて戻る。
多分、アメリカン中華とイギリス中華、オーストラリア中華など、それぞれの国民性や食文化により、味が違って発展遂げたのではないかと思う。
そういう意味では、中華料理は幅が広いと思うし、各国により味や中身を変動した中国人は凄いかもしれない。

私は豪州のブリスベンとアデレードに住んでいたが、ブリスベンでは毎週のように飲茶を食べていて、カレーがあることすら知らなかったし、アデレードでは市場で韓国料理と大家族飯店でラクサばかり食べており、これまたカレーの存在をしらなかった。
今度行ったら是非ともオーストラリアのチャイニーズカレーを食べてみたいと思う。

まあ、イギリス人の義兄が言う事であるから、絶対にオーストラリア中華カレーもイギリス中華カレーも、そないに変わらんと思う私はイギリス人の味覚を思い切り信用していない悲しい証拠である。
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Source: イギリス毒舌日記