ドキドキ 「だから…、思いのほか、ある意味、茉祐子ちゃん、大歓迎ぶり。いろんな人に握手を求められて…。」
恭弥。
「でも…、ある種、そういうのも…、緊張の連続だったのかも…。全く知らない…、しかも…外国人からまでも…、だから…。」

薫子、
「へぇ~~。そっか~~。うんうんうん、アイリーンの人気は茉祐子から聞いてる~~。…しっかし…、凄いよね~~。まさか。…その…。」
そこで薫子、舌をチロリと出して、
「誰だ…。かかか、今、名前聞いて忘れた。社長の…???」

恭弥、
「うん。楢橋社長。」

薫子、
「うんうんうん。そうそう。その楢橋社長と綾篠常務。篠田真理と20年来の付き合い。しかも…、エクレールのファンだなんて…。何よ、この繋がり…???」
驚きを隠せない薫子。

けれどもそれとは逆に恭弥、
「うん。まっ、俺には…、ちょっと、分かんないけど…さ。」

「まっ、確かに。恭弥とは全然、分野…違うし。」
「ただ…さ。」

「うん…???」
小皿で味を確かめ、
「オシ。オッケー。」
そして、
「まずは、このままっと。」

薫子。エプロンを外して…。冷蔵庫から自分も缶ビールを…。
そしてプルタブを開けて、恭弥に…。
恭弥もその缶ビールに自分の缶ビールをコツン。

薫子、
「なになに…???」

「まぁ…、明日か…、茉祐子ちゃんから…話すだろうと…。」
そこまで言って恭弥、
「かかかか。まっ、今のところ、俺がこの家に、当分…部屋見つかるまで…、いる…。」

間髪入れずに薫子、
「は…あ…???…なんで、あんたが部屋見つけんのよ。」

その声に恭弥、
「いや…。いやいやいやいや。だって…、ここって、兄さんの…家…。」

「バカな事言ってんじゃないわよ。そんな事言ったら、怒るよ私。…それこそ茉祐子だって怒るよ。やっと恭弥と一緒に住める~~って思ってたのに…。」

その声に恭弥、目を真ん丸に、
「い゛っ!!!!」

「あったりまえでしょ。おぃおぃ、考えても見てよ。あんた、この家、どんだけ広いと思ってんのよ。まっ、確かに、1階は、なんやかんや…あるけど…。2階なんて…、茉祐子の部屋含めて4部屋あんのよ。4部屋。パパが仕事上でなんだかんだあったら、スタッフを家に泊めるために…。」
そして、
「それ以外にも、リビングにしてもキッチン。それに応接間。これだけ広いのに、私と茉祐子だけで住んでんのよ。普通に考えても、この家は家族5人でも余裕で暮らせる、家なのっ!!!」

そこまで聞いて恭弥。口を尖らせて、目をキョロキョロと…。
そして腕組みをして…。そして今度は腕組みを解いて、左人差し指で左頬をコリコリ…。
「たし…か…に。」
そして、
「…と、言う事は…。姉さん…、霧島さんと結婚して…。」

「当然です。凛久にはもう話してあるけど…。」

新年に入ってからは薫子、凛久の事は、今までの霧島さんではなく、
凛久と呼んでいた。ただ、凛久の方は…、まだ、薫子とは呼び切れず…、
何とか、「成宮さん。」いつかは慣れてくると、お互いは感じていた。

「結婚したら、凛久は、この家に入る。」
そして薫子、
「しかも…。凛久…、あの人、物凄い気遣いで…。俺、上に兄貴がいて。両親は兄貴と川崎で悠々自適に暮らしているから…、別に霧島の苗字は…特に…。…ってぇ事で、凛久も、成宮の戸籍に入る。」

恭弥、
「わ~~お。」

そんな恭弥に薫子、
「まっ、これは、まぁ…、茉祐子も賛成してくれているから…。…逆に、茉祐子にとっては、ほんとに…、お兄さん感覚で、良い…みたいだけど…。」

恭弥、ビールを一口、そして、
「ふ~~ん。そっか~~。…えっ…???…でも…さ。そうなると…。えっ…???…ちょっと待って…。…ってぇ事は…。姉さん夫婦が、この家で…。しかも…、俺もって言ったら…。4人で、この家…???」

口を尖らせて薫子、
「ふん。いいんじゃない…。」

瞬間、恭弥、
「わ~~お。」

「とにかく、あんたがこの家を出て、他に部屋を探して住むなんて、私は許さない。」
腕組みしながら薫子。

そんな薫子を見て恭弥、
「え゛~~~???」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.247.   「思いのほか、ある種、茉祐子ちゃん、大歓迎ぶり。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋