ドキドキ そんな茉祐子に恭弥、また頭を下げながら、
「ごめん。申し訳ない。…っつぅか…。まっ、つまりは…、その…、常務に言われてさ~~。」
恭弥、頻りに頭を掻いて…。ビールを一口。そして、座り直して、
「芥川さん。お願い。是非、同伴で…。…って言われてさ~~。実は…、俺…、困ってんだよ~~。…とにかく…俺には…ものすごい良い条件で…誘ってくれた会社だから…。」
そして恭弥。
「まぁ…。それだけ、認めてくれたって言うのも…、嬉しいんだけど…。」

そんな恭弥の声に茉祐子、いきなり膨れっ面に…。
「な~~事、言われても~~。」

そんな茉祐子に薫子、
「いいじゃな~~い、茉祐子~~。大好きなお兄ちゃんの頼み~~。まっ、血は繋がってはいなくとも~~。かかかか。いつも…、会いたがっているんだし~~。」

その薫子の声に恭弥、またまた茉祐子に、
「お願い、茉祐子ちゃん、姉さんもこう言ってるし~~。」

茉祐子、まだ膨れっ面のままで、
「もぅ~~。しょうがないなぁ~~。恭弥さんと、おかあさんに言われたら…、私、断れないじゃん。ふ~~ん。」
茉祐子、今度は腕組みをして…。

そんな茉祐子を見て凛久、
「な~~るほど~~。茉祐子ちゃんも…、そういう顔…、する時、あるんだぁ~~。初めて見た。」

そんな凛久に、茉祐子、
「霧…っ島さんっ!!!」
両腕に力を入れて、まっすぐ前に…。顔は般若のように。

凛久、
「おっと、ごめん。こりゃ、雷が落ちる。」

そんな凛久を隣で見ての薫子、
「ぷっ、くくくくく。」

茉祐子、般若の顔から今度は呆れたような顔で…、
「はいはい。分かりました~~。恭弥さんの頼みじゃ、断れないよ~~。」

瞬間、恭弥、ガッツポーズ、
「っしゃ~~。うんうんうん。ありがと。」
そして、恭弥、
「そうと決まれば…。うん。」
グラスに新しいビールを注ぎ、そして凛久のグラスにも。
「はい、霧島さん、姉貴をよろしく。」

凛久、
「あ~~。すみません。」

「…とは、言っても、血は…繋がってないんですけどね。はは。」
「あっ、あ~~。はは、はい。」

茉祐子、
「あっ、恭弥さん、私にも~~。」

恭弥、
「あっ。おぅ。おぅおぅ。ごめんごめん。……でぇ~~、姉さん。霧島さんには…どこまで…、僕らの事…???」

薫子、
「あ~~。うん。いや…、全部、話してあるから…。」

「そっか~~。はは。」
恭弥。
「そんな訳ですから、霧島さん、今後共に、よろしく。そして、おめでとうございます。」

凛久、
「はは。ありがとうございます。」

そして…、パーティの前々日。何やら落ち着かない茉祐子。

千晶、
「どうしたの~~。なんだか朝から落ち着かないけど…。」

その声に茉祐子、千晶に、頭をガクっと。そして左手で千晶の右肩にトン。
「良くぞ聞いてくれた友よ。」

瞬間、千晶、
「はい…???…な~~んか…どっかで…、聞いたような~~。」

途端に茉祐子、
「あ~~~ん、明日のパーティ、どうしよう~~。緊張する~~~。」

思わず目をパチクリの千晶…。
「はっ…???」

実は…。恭弥から頼まれてのパーティへの準備の中…。
茉祐子にとっては、とんでもない内容のパーティだと言う事を認識させられた。

株式会社、グランドビュアー・瀬戸倉(せとくら)。
その名は、日本は本より海外にも拠点があり、
日本の東京本社に於ける新事業立ち上げパーティであり、
メディアは勿論の事、政界、財界、海外からのパーティ出席者…、と言う。

但し、こういうパーティ、何故か恭弥にとっては、海外でも既に経験者であると言う。
恭弥の場合、それなりの恰好は既に準備は出来ているのだが、
茉祐子の場合が…。そんな中での…、薫子も恭弥も協力しての…。
パーティに着ていく衣装から何から何まで…。
日が近づくに連れて緊張が…。

前にも一度経験しているCМ撮影。
…それでも、今回はそれ以上に…。

茉祐子、
「だって、あの時はみんなや見守ってくれる人たち、いたから~~。」
そしてグスリとさせて、
「今回は、恭弥さんはいるけど、私ひとり~~。もぅ~~。周りはみんな…VIP~~~。どうすんのよ~~。」

その声に千晶…、
「あぁ~~~。眩暈…してきた。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.242.   そんな茉祐子に恭弥、また頭を下げながら…。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋