ドキドキ 茉祐子、そんな侑里に右手を振って、
「いえいえ。とんでもない。」

侑里、
「…うん。…けど…。…ねぇ~~。霧島君、茉祐子さんの事…、妹みたいな…感じでしか…。…そっか~~。」
そして侑里、

「…でも、確かに…。茉祐子さん。霧島君の…妹じゃ、ないもんね~~。会ってはいても…、それ以上の…発展がないと…すれば…。」

茉祐子、侑里を見て、わずかに頭をコクリと…。

侑里、
「ふん。いや~~。悲しいね~~。ふ~~ん。」

わずか、15秒ほどの沈黙。

そして…、侑里、
「実は…さ。」

そんな侑里を見て茉祐子、顔を傾げて。

「本当は…、茉祐子さんからライン来た時に、来たか~~って、私…思ったんだ。」

瞬間、茉祐子、
「へっ…???」

侑里、
「あの日。茉祐子さんからラインきた日。実は、既に霧島君から茉祐子さんとの事…、聞いて知ってたんだ。」

「えっ…???」
「ふん。私ね。何気に霧島君に茉祐子さんの事、振ったのよ。今、あなたたち、どうなってるの~~って…。だって、茉祐子さんからもあれから私に連絡なかったし…。霧島君だって、全然。」

茉祐子、
「あっ、あ~~。」
そしてまた侑里に頭を下げて、
「ご、ごめんなさい。」

侑里、途端に左手を目の前で振って、
「ううん…、そんな事はいいの。ふたりが上手く行っていれば、御の字だもん。…でもね~~。その事を聞いた途端、霧島君、いきなり雰囲気…変わったから…。おんや~~って、思って…。…で、切り出してみたら…。なになに、案の定…。やれやれ…って…。」

茉祐子、
「そうだったんだぁ~~。」

「うん。…そぅ…。」

茉祐子、口を噤んで…。

そして侑里、
「…でぇ~~。ここからが…、問題…なんだ…けど~~。」

茉祐子、その声に、眉を歪めて、
「…も、問題…???」

侑里、
「うん。問題。……と、言うか~~。茉祐子さんに。受け止めてもらわないと…いけない…事に…、なるかも…。」

また茉祐子、眉を歪めた表情で…、
「私に…受け止めて…もらわないと…???」

侑里、茉祐子に一瞬目を閉じて頭をコクリと…。

そして侑里、
「あのね、茉祐子さん。」

茉祐子、
「はい。」

「これって…、どうしようもない…事なのかも…知れない。」
そして、
「驚かないで…聞いてくれる…???」

「え…、えぇ~~。」

侑里、茉祐子をしっかりと見て、
「実は~~。茉祐子さんが霧島君の事、好きなのと同じように~~。」

茉祐子、頷いて…。

「なんと…、茉祐子さんのおかあさんの…成宮先生も…、霧島君の事…、好きなの。」

いきなり茉祐子の鼓動がドキン。そして…高鳴る。
「えっ…???」
瞬間、茉祐子、両目を瞑って、
「え~~~~。」
そしてそのまま顔を左に…。そして今度は目を瞑ったまま、今度は顔を上に…。
「あ~~~。そっか~~~。やっぱり~~。」
そして小さな声で、
「ありえないって…は、思っていたんだけど…。あ~~~。」

そんな茉祐子を見て目をキョトンとしている侑里、
「え…???ええええ…???…やっぱりって…、茉祐子さん…???」

茉祐子、
「えぇ…。実は、以前、私とおかあさん、ある夢を見たんです。…しかも、その夢が私とおかあさん、丸っきり、同じ夢。その夢の中に霧島さんと知らない女性が出てきて…。…で、な~~んか…変な夢~~って…。霧島さんといた女性…誰なんだろって…。」

その話に侑里、
「うそ…。」
目を真ん丸く、
「ふたりで同じ夢…???…しかも…その夢に霧島君が…。そして、ひとりの女性…???…うそ…。」
小刻みな瞬きの侑里、
「ええ…。もしかして…、その夢って…、いつ頃…???」

茉祐子…、
「確か…。羽田さんから…。」

茉祐子、右人差し指を顎に付けて、
「霧島さんの恋人の振りをして…って、頼まれた…、その前です…、ね。うん。」

その話を聞いて侑里、目を真ん丸にして顔を左右にゆっくりと振り、
「信じ…られない…。…もしかして…、その女性って…。」

首を傾げて侑里を見る茉祐子。
「……。」

侑里、
「ほら。ウチの鳳出版の総務の彼女。」

茉祐子、
「あぁ…。」

「もしか…して…、その人…???」

茉祐子、困った顔で、
「あ~~。でも…、私…、その人…、知らないですから…。」

侑里、途端に、
「あぁ…。あ~~。そうだよね…。はは。ごめん。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.227.   「ふたりが上手く行っていれば、御の字だもん。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋