ドキドキ  「さて…と。伊芽里亜(いめりあ)の取材まで、まだ時間あるよね。冷たいものでも…、どぉ…???」
通りを歩きながら侑里。

セカンドバッグを持ちながらの凛久、
「いいっすね~~。…かかかか、とにかく…暑いですもんね~~。」

「うん。…かかかか、何とかして欲しい、この暑さ。」
そして、丁度通りかかりのカフェの前。
「ここ、入ろっか…。」

そして侑里と凛久、それぞれ好きなドリンクを…。
侑里、スマホで、これから向かう伊芽里亜の資料を見ながら…。

伊芽里亜とは、小物雑貨を取り扱っているショップ。
ショップ自体は小型店舗ではあるが、製品全てがオリジナル。ハンドメイドである。
数名の職人により経営されている。
オーダーメイドも人気であり、その中でも今、
若い世代から人気急上昇中のオリジナルアクセサリーの取材である。

その話題から入り、そして現在も人気で販売中の薫子のサイン入りエプロンの話になり、
侑里、
「ねね、ここ数週間、私に茉祐子さんから何も連絡ないけど…。何度か会って…。」
そこまで言って侑里、今度は凛久にニタリとして、
「ねね。…で、今…、どんな感じになってんのよ、茉祐子さんと…。」

その声にいきなりビクンとくる凛久、
「えっ…???」

「茉祐子さんと良い感じになってるようで…。私に、その話題、振ってこないけど…。」

いきなり口を尖らせ、目をキョロキョロとさせる凛久。

侑里、また資料に目を向けて、
「まっ、順調であれば、それで良し。うんうん。」

そんな侑里に凛久、数秒のだんまり。

そのだんまりに侑里、
「…ん…???…どうした…???…霧島凛久…???ん~~???」

凛久、途端に、
「えっ…???…あっ。はは。」

その反応に侑里、思わず右目を歪めて…、
「うん…???…何…???…そのタンパク…???」
そして侑里、
「もし…かして…。また…、茉祐子さんと…会っていない…なんて…。」

その声にいきなり焦り、右手を左右に振る凛久、
「いえいえいえ。そんな事は…。」

侑里、いきなり焦った表情の凛久を見て、
「あっやしぃなぁ~~。」
すると侑里、すぐさまスマホを持って、
「茉祐子さんにラインしっちゃおぅ~~っと。」

瞬間、凛久、
「あっ、羽田さん…、ちょっと…。」

「うん…???…どしたのよ…???」

凛久、まだ焦りをそのままに…、
「あっ、いや…。その…。」

侑里、
「ま~~ったくもぅ~~。あなたって人は…。霧島凛久~~。」
侑里、途端にテーブルの下で脚を組んで、そして腕組みをして、
「どうなってる~~、霧島凛久~~。」
すると今度は腕組みをしたままで、テーブルに前屈みになり、凛久を下から見上げるように、
「まさか…、また私に…、隠し事かな~~。」

そんな侑里に凛久、僅かに顔を顰めるように…。
「羽田…さん…。」

侑里、
「ん~~~???」

「…でも…。羽田さんには…。」

そのままの姿勢で侑里、
「ふん…???」

「…すんません。」

瞬間、侑里、
「はっ…???」

凛久、体を縮こまらせるように…、
「実は…。」

口を尖らせての侑里。目は真ん丸く…。

凛久、
「茉祐子さんとは…、もぅ…。プライベートでは…会えない…と…。」

その途端、侑里、
「えっ…???」

凛久、その瞬間、口をへの字にして…。
「茉祐子さん…とは…、もぅ…。」

「うそ…。」

凛久、目を真ん丸く、
「残念…ながら…。」

侑里、
「…あっ、いや…。へっ…???…はっ…???…いやいや。なんで…、そうなった…???…うん…???」

凛久、侑里にゆっくりと頭を振って、
「僕が…、ダメだったんでしょうね~~。」

侑里、
「へっ…???」

凛久、店の中を見て、
「何度か…茉祐子さんと会って…。」

侑里、
「うん。」

「でも…、僕としては…、茉祐子さん…。僕にとっての、愛する…って言うか…。…女性と言うより…。…妹的な…。そんな…女性…。」

途端に侑里、
「は~~~ぁあ…???」
そして今度は腕組みを解いて左肘をテーブルに…。そした頬杖。
「ふ~~ん。…なんとも…、そうなっちゃってたか~~。」
侑里、窓の外を見ながら…。
「えっ…???…けど…、それって、茉祐子さん…の…、方から…、言ってきたって…訳…???」

その声に凛久、
「あ、いや…。」

そして、詳しく侑里に話す凛久。

薫子と茉祐子~その愛~   vol.224.   侑里、「ねね、私に茉祐子さんから何も連絡ないけど…。」

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※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋