ドキドキ 帰宅して茉祐子、
「おかあさんは…、帰って…ないか…。ふぅ…。」

部屋に戻っての茉祐子。いきなり身体がガクッと。
そして、ベッドに倒れ込むように…。
「あ~~~~。」
自然に…涙が…。そのまま…、タオルケットに顔を埋めるように…。
「うっ…。うっ…。うっ…。」

どのくらい…過ぎたろうか…。茉祐子のスマホに着メロ。
数秒鳴るが…、その内に止まり…。

止まったと思ったと同時に茉祐子、
「へっ…???今…、スマホ…。」
そう思った途端に再び着メロ…。
「ん~~~。」
身体が重い。

何とか、テーブルの上のバッグからスマホを取り出し…。
「あ、おかあさん。」
そして、
「もしもし。私。」

スマホの向こう、薫子の声。
「あっ、茉祐子ちゃん、ごめん。今、愛弓さんと一緒なんだけど…、もう少し、時間…掛かりそうだから…。ご飯…、ごめん。」

茉祐子、
「あっ、あ~~、うん。大丈夫、大丈夫。」

スマホの向こう、
「ごめんね~~。じゃあ。」

「あ~~。はい、は~~い。」

茉祐子、通話を切って、スマホのデジタル…。
「わっ。何…、もう…7時…。うそ…。」

確か、家に着いたのは午後3時前…。

「うそ…、4時間も…私…、寝てたの…。わお。」

薫子、愛弓に、
「ごめん、ごめん。多分、茉祐子も今日は…、デートだから…。遅くなるとは、思うんだけど…。」

愛弓、
「あぁ~。前に言っていた。」

薫子、クスリと笑い、
「うん。ふふ。」

愛弓、
「さ~~て、茉祐子さんの彼氏さん。どんな人なのかしら~~。」

その声に薫子、ニッコリと、
「うん。そりゃ~~。かっこいい人。」

「あら。…って言うと~~。もしかして…、先生も…その人、ご存じで…???」
「ふふん。まぁね~~。はいはい、じゃ、次々…。」

その3日後、トライアル・スクエアにて…。

薫子、
「あら。今日は、羽田さん…???」
凛久に…。

凛久、
「あぁ…。羽田さん…今日は…、取材、先方さんの都合で、夕方からになっちゃったんですよ~~。先生に…よろしくって…。」

薫子、
「へぇ~~。そうなんだ。」

「多分、羽田さんは、今日は取材先からに直帰かな~~。」
「ふん。そっ。ふふ。さ~~てと。やりますか。」

凛久、笑顔で、
「はい。」

そして、たっぷりと汗を掻いた後に…。いつもの居酒屋で…。

薫子、
「…でね、愛弓ちゃん、ダニエルと話して、物凄い喜んで…。」

薫子、エトランゼでの取材の経過を凛久に話していた。

いつもと変わらない凛久ではあったが、僅かながらにニュアンスが異なると感じて薫子、
「んふ…???…どうしたの…霧島さん…、いつもと何だか…???」

その薫子の声に凛久、
「えっ…???」

そして凛久、いきなり右手を振って、
「いえいえいえ。全然、全然。」

そんな凛久に薫子、微妙に目を逸らして、
「ふん。ふふ。…そっか…。」

そして店を出て…。駅に向かってふたり…歩きながら…。

薫子、トンと凛久の左肩を叩いて、
「どうした~~???…いつもの霧島凛久とは…、な~~んか…違うんだけどな~~。何か…、困りごと…???」

そんな薫子の声に凛久、
「えっ…???…いやいやいや。なんでもないですって…。えぇ。ほんとに…???」

何かしら、必死に何かを堪えているような凛久に薫子、ニタニタとしながら、
「ほんとかな~~。」
下から凛久を見上げるようにしての薫子、
「あの…さっ。何かあったら、すぐに言って。隠し事があると、逆にこっちの方が気になるから…。…それに…、ある意味…、困るから…。」

そう言われて凛久。やたらと照れて…、そして、頭を撫でて薫子に、
「す、すみません…。」

瞬間、薫子、
「えっ…???」

そして凛久、数秒黙り込む…。

そのままふたりは駅の構内に…。

「う~~。涼しい。うん。」
薫子。

凛久、
「まだまだ…、暑いですもんね。」

「残暑、厳しいよね~~。」

電車を待ちながらのふたり。ニッコリとしながら腕組みの薫子。

そんな薫子に凛久、
「…実は先生…。」

そんな凛久を見る薫子。

凛久、少し躊躇した後で、薫子に、
「……。」

凛久が口を開いた瞬間、薫子の後ろで男性ふたりの、
「ギャッハッハッ。マジで…???」

凛久、薫子に言った瞬間、目をパチクリ。

薫子、眉毛を歪めて、
「えっ…???何て、言ったの…???」
一度、後ろを向いて、そして顔を戻して、可笑しそうな顔をして、
「聞こえ…なかった…けど…。ぷっ。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.221.   「茉祐子も今日は…、デートだから…。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋