ドキドキ 「あ~~うんうん。じゃ、また電話する。……。ん~~。10日はこっちいる。…で、またオーストラリア~~。」
隣でニコニコしている聖子を見て夢乃。

聖子と君人の一人娘、難波夢乃である。
現在オーストラリア留学中ではあるが、この度10日間の予定にて日本に帰国。
そのひとつの目的が…、君人の誕生日のサプライズ。
それと…もうひとつは…。

茉祐子、ホームに立って、
「び~~っくりした~~。まさか…、夢乃ちゃん、日本、帰ってたんだ~~。へぇ~~。」

そして帰宅して薫子に…。
「おかあさん、おかあさん。」

薫子、
「はい、おかえり~~。」

「ねね、夢乃ちゃん、日本に帰ってる~~。」

その声に薫子、
「うん。私にもさっき電話くれた~~。び~~っくりだよ~~。」

「うんうんうん。」
「何、エトランゼで…、みんなと…???」

その声に茉祐子、
「ふん、そっ。CМでね~~。」

「ふふん。私もさっき見た。」
「へっ…???」

薫子、
「へへぇ~~。そりゃしっかりと…、大切な娘ですから~~。録画…しておいたの。」

茉祐子、
「わ~~お。」

そして、ふたりでまたそのCМの録画を見て大絶賛。

お風呂上りの茉祐子、パジャマ姿でベッドに…。そしてスマホを見て、
「ふん…???あは。羽田さんからライン。さっきはごめんね。いきなりラインで電話しちゃって…。でも…、さっきも言ったけど…、霧島君にはしっかりと連絡して。…かぁ…。」
茉祐子、少し考えて、
「今、羽田さんに…大丈夫かな…???」
そして、
「ありがとうございます。全然大丈夫でした。ただ、羽田さん。私…、霧島さんの事…。羽田さん…どうして…。」

テーブルの自分のスマホに成宮茉祐子からラインの電子音。
侑里、
「おっと~~。」

テレビを見ていた悠一朗、
「ん~~。」

侑里、メッセージを見て、
「ふふ~~ん、茉祐子さん、そう来たか~~。」

「会社の人…???」
悠一朗。

「ううん。違う。私の友達~~。けけけけけ~~。」
「おやおや。」

侑里、文字打ちしながら、
「私も…、半信半疑だったけど…。もしかしたら…って言うのがあってね~~。」

茉祐子、画面を見ながら、
「と~~。来た。…うん…???もしかして…???」

そして立て続けに侑里から、
「女の直感で、霧島君にカマ掛けた。そしたら、意外とあっさり承知。…しかも…、茉祐子さんも、殆ど躊躇なく引き受けてくれた。…と、言う事は~~。」

そんなメッセージに茉祐子、以前のふたりと一緒だったお店での事を思い出して。
「あぁ~~。そっか~~。」
また電子音。
「霧島君、あれで、相当、シャイだから…。茉祐子さんの方からジャンジャン、ライン送っちゃって。迷惑なほどに。」
茉祐子、
「いやいやいや。ジャンジャンって…。」

侑里、ポンとニッコリのスタンプ。
「な~~に言ってんの~~。ある種、鈍感な彼には良い薬~~。今まで女性と付き合う、何てことに慣れてなかったようだから…。何てったって、男社会。ウチの総務の彼女だって、ウジウジしてて連絡出来ずにいたんだから~~。」

「へぇ~~。」
そして茉祐子、
「すみません。いろいろと…。」

「と~~んでもな~~い。」
「これからも、いろいろとお願いします。」

「おっけぃ~~。」
「じゃ、おやすみなさい。」

「うん。おやすみ。」

隣で悠一朗、
「ふ~~ん、どんな人…???」

侑里、
「ふん…???あぁ、この人…???」

「うん。」

「パパは…、口…堅いよね~~。」

その声に悠一朗、
「もちろん。馬鹿にすんなよ、こう見えて、雑誌の編集者の夫だぜ。」

その声に侑里、変顔して、
「は…ぁ…???…ぷっ、それ…、何か…関係ある…???」
鼻の下を伸ばして…。

悠一朗、途端に右目を歪めて、雷神のような恰好で…。

侑里、すかさず、
「かかかか。分かった、分かった~~。奇麗な女の人~~。歳は26~~。」

すんなり体勢を戻して悠一朗、
「へぇ~~。」

「ある種の…恋の手ほどき~~っかな~~。」
「ふんふんふん。」

時計の針は11時47分。侑里、画面をスワイプ、そして文字打ち。

冷蔵庫から缶ビールを出してプルタブを…。机の上のスマホに電子音。
「ふん…???」

ぐぃっとビールを喉に凛久、
「ふ~~ん、羽田さん…。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.181.   ふたりでまたそのCМの録画を見て大絶賛。

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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。

※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。

 

 

 

 

 

 

 

 

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋