娘の誕生日パーティーに招いたクラスメイトの中に、もう一人の要注意女子がいる。
娘が日頃から「あの子は私をナイーブにさせる」と表現する女の子で、3年生の時に隣の小学校でイジメを起こし放り出され、この学校に転校して来た。
イギリスの凄いところは、素行の悪さが限界とみなされた場合、小学生であっても学校から出ていってくれと言われる事である。
転校して来た当時から虚言癖、暴言が酷く、クラスメイトの女子が全員ストレス症状が出るという異例な状態が続いたが、しばらくして落ち着いてきて今に至る。
この子もまた裕福な家庭環境にあり、着ているコート一つ取っても学校に着せてくる値段ではない。

この子を以前、お泊り会パーティーで泊めたことがあるお母さんは、「二度とあの子は家に呼ばん」と決めた。
理由は「めちゃくちゃやから」と言っていた。
そうして今回うちのパーティーに呼んだわけであるが、家にあるお菓子を勝手に開けて食べ、そのゴミを娘のベッドの中に全て捨てて帰った。
トイレからは無数の飴の食べかけが見つかり、全て床に吐き捨てられていた。
掛け布団の下にゴミを押し込む心理、私にはあまりに理解に苦しく思えたが、たまたまその子の話になり、娘にゴミの話をした。

娘は「驚かない」としながらも沈んだ様子で「あの子は遊びとそれ以上の分別が付かない怖さがあると、私は常に感じている。だから近付き過ぎたくない。危ない事をしたり、不愉快になる事をしたり、それが行き過ぎる部分がある」と言った。
本能的に娘は危ない子だと感じている事に私は驚いた。
ちゃんと、そういうセンサーというのか、危険察知機能が育っているのだなと驚いた。

同じ高校に通うこともあるし、家が横並びとあって高校は一緒に通学したいとお母さんから申し出があるが、娘は「2人だけで仲良くなるのは不安すぎる。私はあの子がハイテンションになると、どうにも止められなくなるから2人きりは嫌な予感しかしない」と言った。
娘の本音を聞き、私は高校には車で送っていく事を決めた。
危ない子、これは一緒にいる子供が本能的に感じる直感であると思うから、悟られずに距離を保ち交流して行くという術をこれから娘に分かりやすく入れていかねばならないと痛感した出来事だった。
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Source: イギリス毒舌日記