ドキドキ ふたり…、言葉を交わしながら通路を抜けてホームに。
そして歩いて…。

すると…、ふたり、共々その場で立ち止まり。
「あっ。」
「わお。」

ホームの電光掲示板、踏切事故のために途中で電車が止まっているという。

茉祐子、
「うっそ…。」

凛久、
「え~~~???なんてこった…。」

それほど、電車を待っているような人はなく…。

丁度、近くを歩いていた駅員に凛久、
「あのぉ~~。踏切事故って…???」

その声に駅員、
「あぁ~~、最寄りの踏切で…、車が何かしらエンジントラブルで故障して、踏切の端の方で止まっちゃって、遮断機がその車のトランクの上で止まってしまったらしく…。今、その車の件で…電車が手前で止まっちゃったらしいです。…それほど時間は…、掛からないかと…。」

凛久、
「あ~~。はい。そう…ですかぁ…。」
凛久、茉祐子に、
「踏切で、車が止まっちゃったらしい…。それで…。」

茉祐子、
「ふ~~ん。」
2、3度頷いて…。

「それほど…時間は掛からないって…。」
そして凛久、
「ここから…別に駅って…言っても…。」

「うん。」

ふたり、仕方なく、椅子に…。

凛久、
「さて…、CМ、どんな感じになるのか…、楽しみ~~。ふふん。」

その声に茉祐子も、
「うんうんうん。…けど…、なんだか…恥ずかしいって言うのも…、あるかな…。」

「どうして~~。あんなに素敵にできたのに~~。」

その声に茉祐子、
「えへ~~???だ~~って、もぅ、とにかく…初めてで…。だから…、もしかして…完成したの見ちゃったら…、それこそ、恥ずかしくって、見れないかも…。かかかか。」

そんな茉祐子の声に凛久、
「ん~~。」
夜空を見上げて、
「そ……ぅ…、だね~~。まっ、とにかく…本人に…してみれば…。…けど…、セールスプロモーション部の人たち、あんなに期待しているから…。うん。とにかく…楽しみだ。」

隣で声がない。

凛久、
「へっ…???茉祐子…。」

すると、茉祐子、首をダラリと…。

凛久、
「ま…。」

自然に茉祐子の頭が、左に…。凛久の右肩に…。

凛久、
「おっと…。」
そのまま茉祐子の頭を受け入れる凛久、
「ふん。緊張…してたもんな~~。茉祐子ちゃん。まっ、うん。」

そして、その凡そ15分後、ようやく踏切トラブル、解除。
その5分後には…電車がホームに。

凛久、
「茉祐子ちゃん。」

茉祐子、
「…ん…???」
そして、
「わっ!!!」

「電車、来るよ。」
「あっ。はい。…って、私…。」

右側から電車が見える。

凛久、
「さてと。」
ゆっくりと茉祐子の体を支えながら…。茉祐子の顔を見て、
「ふふ。大丈夫…???」

茉祐子、凛久の顔を見ずに頭をコクリと…。

目の前に電車が止まる。そしてふたり…乗り込む。

すると凛久、茉祐子の両肩を両手で…。そして空いている席に。
凛久もその隣に座って…。凛久、ぼそりと…、
「そりゃ、疲れるわ…。かかかか。」
茉祐子を見てニッコリと。

茉祐子、凛久の顔を見て、口をすぼめて、頬を膨らませて、
「もぅ~~。」

凛久、
「ははは。いいから、いいから…。」

茉祐子、再び、首をダラリと…。すると…、また…まどろみが…。
頭がゆっくりと揺れる。

凛久、
「かかかか。だ~~から~~。」
茉祐子の右腕まで右腕を回して…。自然に茉祐子の頭はまた凛久の右肩に…。
「お疲れ様~~。」

茉祐子、必然的に凛久の右側を…、凭れながら…。

結局、田園調布駅。

茉祐子の右二の腕を凛久、トントンと。
「着いたよ。」

茉祐子、眠りから目を覚まして、
「あっ。」
すかさず体を起こして凛久に、
「ご、ごめんなさい。私…、寝てた。」

ふたり共にシートから立ち上がり、凛久、
「かかかか。仕方ないよ、あんな緊張して…、すぐに会社に帰って仕事。そしてエトランゼ。…まっ、緊張が完璧に解れたら…、体…ダラリとしちゃうよ。」

電車から降りてホーム。

いきなり茉祐子、左足がカックン。
「わっ。」

凛久、
「大丈夫~~???」

茉祐子、
「あ~~。参った~~。」

凛久、すかさず茉祐子の背中に右腕を回して、そしてニッコリと。
「甘えられるときは、甘えましょう。ごめんね茉祐子ちゃん、彼女のふり…。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.167.   ふたり…、言葉を交わしながら通路を抜けてホームに。

 

 

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋