ドキドキ 七星、そんなふたりに…、目をキョロキョロとさせて、
「ん~~~。振られ…た…???」
頭を傾げながら、
「断…られた…???…か…???」

その声に好美、
「えっ…???」

古野上、仰天させた表情をして、椅子の背もたれに右手を…、
「そ、そんな~~。社長の紹介だから…、間違いないって…。」

そのふたりの声に七星、目をキョトンとさせ、そして口を尖らせて…。
「だ~~ってさ。」

古野上、
「なによ。」

「私には、全然、釣り合わないよ~~あの人。…霧島さん。」
目をキョロキョロとさせながらの七星。

そんな七星を見ながら母親の好美、目の前の妹の理美を見て、
「へっ…???釣り合わないって…。そういう…感じの…人なの…、理美…???」

理美、右手を背もたれから離して、今度はカップを両手で触りながら、
「ん~~。私は…、履歴書でしか…、まだ、顔…分からないんだけど…。社長からは、まだ独身だから…。って…。」

七星、
「私に…、霧島さんは…無理だよ。仮に…、付き合ってみたって…、結局は…。ふたり…共に、ストレス…感じると思う。仕事だって…、私と、あの人とは…。」

好美、そんな七星を見て、
「……。それにしても…、あんた…。男性と会って…、そんな風になって…。その割には…。それほど…。」

そんな母親に七星、
「ふん…???そお…???」

理美、
「ふん。…あっ、七星、じゃ…、社長には…私の方から…。」

七星、
「あっ。」

「いずれにしても、今回の件は…、私から…。」

そんな叔母に七星、ペコリと頭を傾けて、
「お願い…します。」
そして、
「さて…と。着替えよっと…。」

リビングを出て廊下から階段に…。

好美、
「ふぅ~~ん。何とか…今回…。」

理美、
「うん。うまく…行くとは…思ったんだけど…。…とぉ~~。社長に~~。」

ゆっくりと階段を上って、そして自分の部屋に。
バッグをテーブルに。そしてベッドに腰を下ろして。
そしてまっすぐ前を見て。数秒…。

次第に小鼻が赤く。そして自然に目に涙が…。
そして目尻から零れる涙。
「うっ。うっ。」
鼻からも…。両手で顔を覆う。けれども涙が止まらない。
「うっ。うっ。うっ。う~~~~。」
そのままベッドに倒れこむ七星。

遂には掛布団に顔を埋めて、
「あ゛~~~~~。」

リビングでは理美、スマホを耳に…。

スマホから聞こえてくる美弥の声、
「え~~~っ!!!…全く、あの子は~~。」

理美、
「そんな訳で…。」

「分かった。うん。…あっ、今…、七星さん。」
「えぇ…、着替えるって…部屋に…。」

美弥、
「彼女…、どんな…???」

理美、
「表情は…それほど…。」

その声に、
「そぉ…。…ふん。でもね~~。」

「えぇ…。」
「あっ、古野上ちゃん。」

理美、
「あっ、はい。」

「この事について…、彼女には…もぅ…。」
「えぇ…。分かってます。…多分…、今、自分の部屋で、泣いているかと…。」

その声に好美、両眉を上下に…。

美弥、バルコニーのテーブル席、椅子上で、
「彼女には…、悪いこと…しちゃったな~~。…ったく、あいつめ。…うん。とにかく分かった、ありがとね、古野上ちゃん。」

理美、スマホに、
「はい。お疲れ様です。失礼します。」

通話を切って理美、
「ふ~~ん。」

好美、口を尖らせて…。

そのまま、夕方になっても七星、2階からは降りてこず。
好美が食事の準備。そしてテーブルの上に食事が…。
その頃にようやく…。

好美、
「今…、呼びに行こうかと…。」

七星、目を腫らせて真っ赤な…。
「うん。ふふん。食~~べよっと~~。」

食べ始めて数分、好美、七星を見て、
「七星…。」

七星、
「うん…???」

「あんた…???」

その声に七星、
「かかかか。だ~~いじょうぶだよ~~。」

「そんなに目ぇ腫らせて~~。」

まだ…わずかに目尻からは涙が…。
「かかかか。」
顔を傾げて、
「霧島さんにはね。…彼女、いるの。」

「えっ…???」
「だから…、私…、彼に、無理しないでって…。」

好美、
「七星、あんた…。」

「さっきも言ったけど…、私と付き合ったら、必ず、霧島さん、疲れ切ってしまうと思う。」
「……。」

「そんなの…私…、やだから…。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.157.   七星、「ん~~~。振られ…た…???」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋