ドキドキ ウェイトレス2人が七星に駆け付け、体を摩ったり、体を動かしたり、
「大丈夫ですか、大丈夫ですか。」

凛久も七星に…。そしてウェイトレスに、
「すみません。」
凛久、七星の体をゆっくりと…。ウェイトレスに、
「すみません。少し、うつ伏せ…出来る場所…。」

ウェイトレス、
「あ、あ~~。はい。こちらにどうぞ…。」

それから10分弱。ようやく気が付く七星。
スタッフルームの椅子を並べてのタオルケットの上で…。

七星、
「わ…、私…。」

凛久、
「気が付きました…???ゆっくりと息を吐いて…。ゆっくりと…、ゆっくりと…。」

七星、
「えぇ…。分かってます。」

その声に凛久、
「えっ…???」

「私…、また…過呼吸で…。」

凛久、七星の声で、過呼吸と言う言葉を聞いて、
「えぇ…。多分…そうかと…。一気に話してましたから…。なんだか…、おとなしそうな人が…変だなと…。」

七星、
「ごめんなさい。」

凛久、椅子から立ち上がり、
「すみません。ちょっと…待ってて…。」

そしてスタッフルームから出て…。

数秒後、凛久とひとりの女性が…。七星に、
「大丈夫ですかぁ~~。びっくりして…。こちらの方から、多分…過呼吸じゃないかと…言われて、特に救急車は呼ばずに。」

七星、
「ありがとうございます。えぇ。そうなんです。以前にも過呼吸で…。」

女性、笑顔で、
「そうでしたか~~。でも、まっ、もう少し…ゆっくりと…お休みください。」

凛久、その女性に、
「すみません。お言葉に甘えます。」

女性、にっこりと。そしてスタッフルームを出ていく。

七星、凛久に、
「すみません。ほんとに、迷惑かけてしまって…。」

凛久、
「いえいえ…。」
スタッフルームのドアの方を向いて…。

七星、
「ウェイトレス…???ウェアの色…、違ってましたけど…。」

凛久、
「チーフ…かな…???ホールリーダー…???」
顔を傾げて…。

七星、並べてあった椅子をそれぞれ離して。ゆっくりと椅子に座って呼吸を整えて…。
凛久にお辞儀をして、
「ごめんなさい。ご迷惑、お掛けしました。」
そして七星、舌をチロリと出して、
「最初で最後って…思ってたのに…。…失敗しちゃった。」

凛久、
「えっ…???…最初で、最後…???」

「うん。だって、霧島さん、こんなにかっこいいのに、私なんて…。…だから…、これが最後って…、思って…。」
七星、また椅子に座ったままで凛久に頭をペコリと…。

凛久、そんな七星に、困ったような笑顔をして…。
「元木さん…、僕に何回そうやって、謝るんですか…???」

七星、
「あっ。」

凛久、
「かかかか…。残念ながら、僕、あれから…何も話してない。」

その声を聞いて七星、両目をクルリと…。
「あっ。」
そして、今までの時間を遡って…、思わず口に両手を当てて、
「わっ。あっ。そうだ。」
そして、
「ごめ~~んなさい。そういえば、私ばっかり…。」
今度は両手で顔を塞いで、
「私ったら…。」

すると凛久、右手で頭を掻いて、
「参ったな~~。…こういう…状況に…、なるって…。」

七星、
「えっ…???」

「いやいやいや。ん~~。」
凛久、右目を瞑って、顔をグシャリとさせて…、
「ほんとうは…。僕の方が、元木さんに…謝んなきゃいけなくって…。」

その声に七星、
「へっ…???」

凛久、
「えっ…???…いや…、実は…。」

七星、
「……。」

「申し訳…ないんだけど…。本当のところ…、僕、今…、付き合っている女性…、いないんですよ。」
「えっ…???…うそ。」

「本当です。…で、しかも…。今…、付き合いたいって…女性も…、実際の話、いないんですよ。」

その声に七星、目をパチクリさせて…。

「だから…、今回の…、この…、元木さんとの事…???」

七星、
「……。」

「社長からも…、散々…言われて…。…だから…、その…。」

七星、黙って凛久の話を聞きながら、口を尖らせて、
「……。」

そして凛久、七星に、今度は自分の方が、頭をコクリと…。
「申し訳ない。彼女、作りました。」

瞬間、七星、
「へっ…???」

「…って、言うか…、彼女の…ふり…。なんですけど…。」

訝し気な目で七星、
「彼女の…、ふり…???」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.153.   凛久、七星の体をゆっくりと…。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋