ここ数週間、私は週1しか休みがなく、後は1日9~11時間勤務になっている。
恐ろしいまでの残業時間に本社からも心配の電話が入るが、そうでなければ人材不足で商品陳列や在庫管理、事務が終わらない為、来週までは朝6時半に出勤である。

うちの夫は数年前に空手にハマってしまい、今は週3で習いに行っている。
先日私が夜まで仕事であったので、夕方からの空手練習に子供を連れて行った。
仕事を終えた私が道場に迎えに行ったのであるが、行くと一番偉い空手の先生が端のほうでうちの娘と息子にカタを教えてくださっていた。
ビックリした。
というのも、もうこの先生は子供を教える事は一切ないから、こんな後光がさしているような人から教えを、何と恐れ多いという気持になってしまい、思わず入り口で正座をし、両手をついて礼をした。
そうして子供達を連れて行く際、再び正座で両手をつき頭を下げて失礼した。

その夜、夫から「あの正座で両手をつき頭をさげた礼を見た練習生から、感激したと言われた」と言われた。
空手の練習において、始まりと終わりに正座して礼をするというのは、そうしなければいけないと教わっているからやって来たが、それ以外の場面で日本人が正座して両手をつき頭をさげるのが、一体どんな時なのか見たことがなかった彼らにとって、おお!!ああいう場面で敬う気持ちを表す時にもやるのか!!と、感動したらしい。

それを言われて私こそ、そんな事を考えた事が今まで無かったと思った。
何気にそれが出来るのは日本生活において普通過ぎて、こんな事に感激されると思わなかった。
私こそ感激である。

夫のように日本に暮らし、旅館や料亭に行った事があるなどしていたら、そんな場面も見ているが、知らないと場面が分からないのかと、しみじみ考えてしまった。

先週嬉しかったのは、子供空手教室において、道場に入る際に先生や練習生、そして私は一礼して入るが、保護者は誰もそうしない。
ところが、最近通い始めた男の子のお母さんが、先週から一礼して入るのを初めて見た。
そのお母さんの仲良しの人はしないが、この人はきっと私がして入るのを見て、そうすべきなんじゃないかと思ったのだろうかと勝手に想像した。

男の子は空手教室に好んで来ているわけではないが、男の子の性格から考えるところがあり、お母さんがかなり無理に連れて来ていた。
なかなか馴染めなかったが、諦めずに休まずお母さんが連れてきた事もあり、やっと楽しく過ごす事が多くなった。
これからも場面場面で自然と見せていければと思う。
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Source: イギリス毒舌日記