ドキドキ 凛久、
「今、電話。大丈夫ですか~~???」

薫子、
「えぇ…、大丈夫~~。うん。」

他の職員はそれぞれ、仕事をしている。
恵津子はなにやら書類を見ながら電話の最中。

凛久、スマホ越しに、
「先ほど、六条さんから連絡ありまして…。」

薫子も、
「うんうん。私もスタジオで話、聞いた~~。内容の方も、しっかりと…。うん。」

「はい。よろしくお願い致します。」
凛久、少し畏まったような口調で…。

「な~~に~、そんな可笑し気な表現で~~~。クククク。いえいえ、こちらこそ、よろしくお願い申し上げます。」
今度は薫子の方が、スマホを耳にしながら頭をペコリと…。

スマホを通して凛久の声、
「…先生…、今日はジム…???」

その声に薫子、
「うん。その予定~~。」

「じゃ、その後、汗を書いた後に軽く…、この前の…居酒屋風の…。打ち合わせを込みで…。」

薫子、唇を尖らせて、
「ふん。いいかも…。ふふん。」

その時、いきなりスマホから、
「矢崎――――――っ、だめ――――――っ。やり直し~~。こんなんじゃ…。」

薫子、
「かかかか。なにやら…、忙しいようで…。」

凛久、
「かかか。聞こえました…???いきなり編集長の…。…で…、先生…???」

薫子、
「へっ…???…あぁ、今ので聞こえなかったか…。うん。OKよ。」

凛久、
「はい。では、承りました~~。では…ジムで…。」

薫子、
「あっ。わざわざ、ありがとうね~~うん。」

通話が切れる。

事務局に入ってきた健匠。ツカツカと穂成美の前に、
「これ…。領収書。お願い。」

穂成美、そんな健匠に、
「はいは~~い。」

すると、健匠、
「あ、あのさ…。」

穂成美、パソコンの画面に向かいながら、
「ふん。何…???あ~~。後でラインする~~。」

健匠、照れくさがりながら、
「あ、あ~~。うん。分かった。」
そして健匠、ドアまで。そして、
「失礼しました~~。」

穂成美、すぐに、
「ぷっ。」
そしてにこにこと頭を傾げて…。

薫子、
「おやおやおや。穂成美ちゃ~~ん。」

すると、ようやく通話を終えて、受話器を元に戻した恵津子、
「ふ~~~ん。」

穂成美、薫子にお辞儀をして、
「なんとか…です。」

他の職員もにこにこしながら…。

薫子、
「しっかし…、あの一言は…びっくりしたね~~。」
目を真ん丸く、顔を揺らしながら…。

恵津子、
「ふふ。薫子ちゃん、好きなんだって…???」

薫子、声には出さずに両眉を上下に。
「一瞬…、どんなリアクションすればいいか…、困っちゃったわ。かかかか。」
そしてすぐさま、
「あっ、笑っちゃ、失礼だよね。うん。」
そして腕組みして、
「だけど~~。口をへの字にして、俺が好きなのは~~。先生なんですよ~~。成宮先生っ。」

恵津子も、腕組みして、
「ん~~~。でも…、健匠君も…、なんとか、元気出して。打ち明けてくれたんだよね~~。」
そして頭を垂れて、
「分かる、分かる。」

薫子、
「だ~~よね~~。」

穂成美、
「申し訳…、ありませんでした。」

2週間前に、薫子が、番組放送終了後に、健匠に訊いたのだった。
テレビ局内のコーヒーラウンジ。

薫子、健匠にコーヒーカップを…。
「はい、お疲れ~~。」

健匠、薫子に、
「お疲れ~~っす。頂きます。」

「教室じゃ、ちょっと訊けないから~~。」

健匠、
「はい。」

「ねね。この前、エトランゼに行って、湊さんと澤田さん…???」
「えぇ~~。はい。」

「お付き合い、決めたんですって…。」

その話に健匠、
「あぁ…。うん。それなら穂成美から…。うん、僕も聞いてます。」

「でね。その時、湊さんが、穂成美ちゃんが…、健匠君の事、好きって…。」
「えっ…???…あっ、あ~~。」

薫子、
「あら。なんとも…タンパクねぇ~~。」

その声に健匠、
「…ん~~。…って言うか~~。あいつ…。何て…言うか…。…やたら…俺に…上から…目線…って…、言うか…。…つぅか、俺よりあいつ…、めちゃくちゃ仕事…できんじゃん。」

薫子、突然、
「はい…???」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.118.   凛久、「今、電話。大丈夫ですか~~???」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋