ドキドキ 薫子、
「ふん…???」

茉祐子、欠伸をしながら…、
「おかあさん、おかあさん…。それ…。」
薫子に右手で指差して。

薫子、
「えっ…???」

茉祐子、
「エプロン…、裏返し…。」

薫子、その声に、
「へっ…???」
そして自分の胸元を見て、
「わっ!!!…やだ。私ったら~~。」
すぐさまエプロンを脱いで、またエプロンをし直して。

茉祐子、
「珍しいね、おかあさん…エプロン…。」
そう言いながら椅子に座り身体上半身をテーブルにベッタリ。

薫子は薫子で、ゴムで留めていた後ろ髪をもう一度締め直して、
「なんて事、やってんだか…。私。」

茉祐子、テーブルにベッタリのまま、
「はは。」

そんな茉祐子を見て薫子、
「どうしたの…???パジャマのままで、しかも…テーブルにベッタリと…。」
レタスを水で洗いながら…。

茉祐子、
「かかかか。全然、力…出ない。」

薫子、そんな茉祐子の声に、
「は…あ…???」

茉祐子、髪はぼさぼさのまま、そして、ようやく身体を起こして、椅子から立ち上がり、
キッチンに向かい、冷蔵庫からウーロン茶の入っているポットを…。

薫子、
「どうしたの…???」

茉祐子、キャビネットからグラスを…、そしてウーロン茶を注いで、一口。
「なんで…、あんな夢…見るかな~~。ドドッと疲れた。…しかも…、午前3時って…。」

薫子、
「へっ…???…夢…???午前3時…???」
薫子、頭を傾げて、
「えへ…???」
そして薫子、
「何々…、茉祐子ちゃん、どんな夢…???」

茉祐子、ポットを冷蔵庫に仕舞い、グラスを持ちながら、
「ふん。あっ、でも…、その夢って…、私…、おかあさんと一緒だったの…。」

薫子、いきなり、
「へっ…???」

「うん。映画館で映画を見ての帰り。ほら、たま~~にやってる、リバイバルで人気の洋画…。」

薫子、
「あ~~。あるある。えっ…???」

茉祐子、
「アン・ハサウェイ主演の…。ほら、ロバート・デ・ニーロが出て来る。」

薫子、
「ま…さ…か…。その映画って…。マイ・インターン…???」

茉祐子、
「うん。そうだけど…。へっ…???…なんで、おかあさん…???」

薫子、
「もしかして…。その夢って…、私と茉祐子ちゃん、ガーデンテラスのあるカフェレストラン…???」

茉祐子、その薫子の声にびっくりして…、
「うそっ。うんうんうん。」

「私も茉祐子ちゃんも、それぞれ好きなドリンク飲んでて、茉祐子ちゃんはナターシャの雑誌。私はスマホで六条さんと…。」

その途端、茉祐子、
「うそっ。なんでおかあさん、私の見た夢の内容。え~~~~っ!!!」

「もしかして…。その夢に…、霧島…さん…。出てこなかった…???」

またしても茉祐子、
「え――――――――っ!!!マジッ!!!うんうんうん。その通り、その通り。…で、霧島さん…。」

薫子、
「…と言う事は…。霧島さん…、誰か…知らない女性と…???」

茉祐子、目を真ん丸く、
「うそ―――――――――っ!!!…丸っきり同じ。…で、その女性が誰か分かんなくって、そこで…。」

薫子、
「う~~わ~~。…目が覚めた。おっと…。お味噌汁。お味噌汁。」

茉祐子、
「マジッ!!!…おんなじ夢…、見てたって事…???」
すると茉祐子、にやけながら、右手を目の前で振って、
「いやいやいや。有り得ないでしょ。…そんな…、ふたりで、見た夢が…おんなじ…なんて…。」

薫子、今度は鮭を…。
「…けど…。なんでか…、かなり…リアルな夢。」

その声に茉祐子、
「うんうんうん。確かに…。」

「しかも…、その夢で…。そこまできて…目が覚めた。」
薫子。
「それが…3時。」

「えっ…???おかあさんも…3時で…???」

薫子、
「うんうんうん。それから…なんとも…。」
顔をグシャリと…、
「眠れなくってね~~。なんだか…、こぅ…、頭の中で、引っ掛かって…。」

その声に茉祐子、
「うんうんうん。私も同じ…。…その…、女性の顔が…ものすごいリアルなの。…まぁ…、霧島さんの顔からして、リアル。…なんだから…、余計…気になって…。」

「眠れなくって…。結局…気づいたら、6時。完全に…私も…、寝不足…。しかも…、頭がボゥ~~ッと、しちゃって…。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.102.   茉祐子、「エプロン…、裏返し…。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋