ドキドキ 深夜2時、2階の茉祐子の部屋。茉祐子、ベッドの上で…、
寝返りを打って、ニッコリと…、
「ふふふ。」

そしてこちらは応接室の向かいの部屋。夫婦の寝室。薫子が眠っている。
眠りながら薫子、少し体を動かして…、
「うん。」

薫子と茉祐子、映画館でリバイバルの映画を見た帰りに、
ガーデンテラス付きのカフェレストランで…。

ガーデンテラスの席は既に客で埋まっている。
薫子と茉祐子は店の中の窓際の席。
それぞれお気に入りのドリンクを飲みながら…。

茉祐子、ナターシャのページを捲りながら、
「でも、凄いよね、ジュールズ。な~~んか…、あんな生き方もいい。」

薫子はスマホでライン、一颯との仕事の打ち合わせである。
「うん…???…あぁ…、映画の話…???うん。だよね~~。しかし…。ロバート・デ・ニーロ。完璧に打ってつけ。良い俳優だよね~~。」
文字打ちしながら…。

そんな薫子の顔を見て茉祐子、
「ふふ。ねぇ~~。」
そしてふと、窓の外に…。瞬間、
「えっ!!!」

その茉祐子の驚きの顔に薫子、茉祐子の向いている方角に顔を…。
その瞬間、薫子も、
「うそっ!!!」

茉祐子、
「なになに、誰々、あの人…???」

店の玄関先、奇麗な花で飾られている。
そして玄関には店のその日のメニューを黒板で書いてあり、
可愛らしさが万遍に表現されていた。
それらを見てるのだろう、2人の男女。しかもお互いに、相手を抱き寄せながら…。

男性は女性の右肩に。そして女性は男性の左脇に右手を…。
しかも、ふたり共ににこにこと笑いながら…。

茉祐子、玄関先の男女を見て、
「霧島…さん。」
一瞬、見ている男性を凛久ではないと思いながらも。そして高鳴る鼓動、
「うそ…。」

薫子もその男女を見て、
「なんで…???…霧島さん…。」

茉祐子も、
「…なんで…???」

凛久と一緒にいる女性、にこにこと凛久の右肩に頭を寄せて…。

薫子、
「誰…???あの女性…???」

そして凛久とその女性が店のアプローチを歩いて店のドアを開けて…。
ランチタイムを過ぎた時間帯ではあるが、天気が良いのか、店の中も空席はわずか。
ウェイトレスがその男女を案内。
薫子と茉祐子の席からカウンターを挟んで反対側の方の席に…。

薫子と茉祐子、ふたり同時に、
「あの人、誰っ…???」

その瞬間、薫子、目が覚める。
「えっ…???」

2階の茉祐子、いきなり目が覚めて、タオルケットを捲って、
「わぁ。」
そして、
「へっ…???」

薫子も、ゆっくりと起きて、右手を額に、
「え~~っ、何、今の…???」

茉祐子、
「何…、夢~~~???」

薫子、
「夢~~~。え~~???…なんなのよ~~。」

茉祐子、
「あっちゃ~~。」

そして…ふたり同時に、
「ふぅ~~~。」

そして、またふたり同時に、両目を右左に…、
「ん~~~???…って、あの人…誰…???」

茉祐子、いきなり、
「か~~~。夢だも~~ん。分かる訳、ないじゃ~~ん。」

薫子は薫子で、今度は左人差し指を口元に、
「ん~~。誰だろ…???」
と言いながら、枕に頭をバン、
「…って、夢だもんな~~。分っかる訳、ない~~。」
そして…、
「やれやれ…。なんて夢、見んのよ~~。」

薫子、茉祐子、枕に頭を…。そのままで、またふたり同時に…、
「もしかして…、霧島さん…、誰か…好きな人…、いる…???」

茉祐子、顔をグシャリとさせて、
「やだよ~~、そんなの~~。」

薫子は、
「勘弁して…。冗談じゃないよ。」

そして、ふたり同時に…。
茉祐子は傍らにあるスマホを見て…。
薫子はベッドのライトを点けて…、
「今…何時…???」

そしてふたりとも…。
茉祐子はスマホのデジタル表示。
薫子はベッドのデジタル。
「…3時って…。」

茉祐子、
「うそでしょ。」

朝6時20分。茉祐子、ダイニングキッチンに…。
茉祐子、何かしらグッタリとした感じで…。
「おはよう…。」

薫子、朝ごはんを作りながら、
「はい。おはよう…。」
薫子、後ろを振り向いて…、
「あら、珍しい、茉祐子ちゃん、パジャマのまま…。」

なんともボンヤリとしている茉祐子、眠そうな目で薫子を…。
「あれ…???おかあさん…。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.101.   深夜2時、2階の茉祐子の部屋。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋