ドキドキ 薫子、健匠、料理教室の駐車場に戻って…。

薫子、
「はい、お疲れ様~~。」
ドアを開ける。

健匠も、
「お疲れ様で~~す。」

薫子の5分後に事務局に健匠、数冊のファイルを持ちながら…。

穂成美、健匠を見て、
「はい、お疲れ~、健匠。ねね、健匠、今夜、空いてる…???」

その声に健匠、
「へっ…???」

恵津子に伝票を渡しながら健匠、
「今夜…???」

恵津子、
「あら~~。健匠君~~。デートのお誘いかしら~~???」

自分の席に就いている薫子、口を真一文字に、
「ふふん。」

健匠、
「な…。えっ…???…今夜…???」

恵津子と薫子を交互に見ながら健匠、
「こ…、今夜って…???」

恵津子、
「ふふん。何か…、ご予定でも…???ニッ。」

健匠、下唇をビロンと…。
「い…、いや…。別に…特に…予定は…。」

恵津子、
「んふ。んじゃあ~~OKねぇ~~。」

その声に健匠、
「…???…は…あ…???」
そして薫子を見て…。

薫子も、顔を傾げて、両肘を曲げて両手の平を上に。

恵津子、
「実はねぇ…。私の知り合いに、湊瑤子(みなとようこ)って言う人が…いるんだけど~~。」

健匠、
「あっ。はい。」

「その娘さんが…穂成美ちゃんと知り合いなのよ~~。」
「穂成美と…???」

恵津子、
「うん。」

「…で、その、娘さん。穂成美~~。」

穂成美、
「湊瑛子(みなとえいこ)。」

「物凄いいい子。なの。ねぇ、穂成美~~。」
「うんうん。明るくて、凄いいい子だよ。」

「…なんだけど~~。」
恵津子。
「ひとつだけ。」

健匠、
「えっ…???」

「男性の前だと、いきなり、引っ込み思案…。黙っちゃうの…。」

その瞬間、薫子、
「ぷっ。」

健匠は、
「は~~~あ…???」

「…けど…、そんな娘さんを、好きだって言う…男性が現れた。」

薫子、
「おっと~~~。」

「なんだ…けど~~。その娘の瑛子。なかなかどうして…。その男性に心が開けない。」
 

薫子、顔を頷かせて…。
 

「そこで。穂成美に指令が…。」
そして恵津子、
「かかかか。指令って言うのも変だけど~~。恵津子~~。なんとかならな~~い。…って、お声が掛かった。」

穂成美、そんな恵津子にニッコリと。

恵津子、
「彼女の年齢が22。穂成美と同い年。…で、あなた、健匠のひとつ下~~。ふたりで、彼女を何とか…、その気にさせて…欲しい。…と、言う…ミッションな…訳~~。」

穂成美、にっこりと。

恵津子、健匠を下から見上げるように、
「どぉ…???」

健匠、
「どぉ…って…言われても~~。」
口をぐにゃりとさせて…。

右手で頭を掻いて…。そして次に、左手中指で額を撫でて、
「え~~~???…いや…。参ったなぁ~~。」

恵津子、
「いつもの…穂成美と健匠の感じで…。」

その瞬間、健匠、思わず、自分に右手人差し指を…、
「僕と…穂成美…。いつもの…???」

恵津子、
「ふん。あんたたちの…いつもの感じで…。いいんじゃない…???」

薫子、唇を尖らせて、目を真ん丸に…。
そして穂成美を見て…。穂成美も薫子を見て…。
ふたり同時に、右手親指を縦に。そしてお互いにっこりと。

健匠、恵津子の前で…。
「事務局長に…、言われたら…。まぁ…。はい。うん。わ…かり…ました。はい。」

瞬間、恵津子。
「ありがと。うん。た~~すかった~~。早速連絡するから。サ~~ンキュ~~。」

健匠、後ろを振り向いて…。
穂成美、健匠に首をコクリと。

薫子、健匠に、
「イェ~~イ。頑張れ~~。」

健匠、顔をクシャリと、
「先生まで~~。んもぅ~~。」
身体をぐにゃりとさせながら…。

薫子、渋い顔して、
「ん~~。健匠君、さすがは…いいトコある~~。ナイスガ~~イ。」

そんな薫子に健匠、
「もぅ~~、やめてくださいよ~~。」

穂成美も、
「ありがと、健匠。恩に着る。」

「やれやれ…。なんで…俺が…。」

そして恵津子、すぐさま電話を…。

そして数秒後、
「あ~~。穂成美~~。今夜、場所、どこにする~~???」

薫子、
「へっ…???あら。まだ場所、決まってないんだ…???…なら…、お薦め…、あるけど…。」

 
薫子と茉祐子~その愛~   vol.89.   薫子、健匠、料理教室の駐車場に戻って…。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

《PR》
庄司紗千 海をこえて

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。

 

 

 

 

 

 

 

アメーバ

Source: THMIS mama “お洒落の小部屋