ドキドキ 瑛輔、
「なんだか…、今日の勇吾さん…、にこやかですけど…。」

勇吾、
「はっ…???」

その瞬間、小さいけれども、女性たちの、「え~~~っ!!!」が…、
スタッフたちのプライベートルームから…。

その声に立ち上がってプライベートルームの方を見る勇吾と瑛輔。

瑛輔、
「なんか…、あったんっすかね…???」

勇吾、立ち上がったままで顔を傾げて、
「はぁ~~ん…???」

千晶、茉祐子に、
「うそうそ。」

巴と和歌葉、
「え~~~。」

茉祐子、首を縦に、
「バレちゃった…。」

千晶、
「あっちゃ~~。」

巴、
「ナターシャに…。」

和歌葉、
「しかも…、羽田さんと霧島さん…両方~~???」

茉祐子、
「なんとも…偶然が偶然に…。」

千晶、顔をぐしゃりと…、
「重なっちゃったかぁ~~。ん~~。」

和歌葉、
「親子って、バレた~~。」

巴、
「え~~~。なんか…、最悪~~。」

和歌葉、右左見て、
「ねね、ナターシャの…これからの取材…どうなっちゃうの~~。なんだか…物凄い…やりにくいって…感じになっちゃう…のぉ~~。次の号、私と…朱莉さんなんだ…けど…。」

巴、顔を数回頷かせて、
「うんうん。」

茉祐子、そんなふたりの声に、箸を口に入れたままで、
「ん~~~。」
そして箸を口から外して…、
「ん~~。…でも…。まっ、羽田さんと会ったときもそう。霧島さんと会ったときもそう。」

千晶、茉祐子の顔を見て、
「うん…???」

「確かに、ふたりからは驚かれた…、んだ…けど~~。」

3人、
「けど…???」

「うん。…でも、そんなに…雰囲気…は、悪くなかった…、と言うか…。」

3人、茉祐子を見つめて…。

「結構…ナチュラルな…。」

また3人、
「ナチュラル…???」

茉祐子、
「うん。羽田さんはデパートで…、ママ友さんかな…。」
そこまで言って、思わず、
「ぷっ。」
3人を見て、
「そのママ友さん、おかあさんを見た途端に、いきなりテンション上がって、サインしてもらいたくってさ。慌てて、別のフロアに行って、おかあさんの本、買ってきてくれちゃって…。わざわざ…。…で、その本をおかあさんに、お願いしますって…。…その後、子供も一緒に写真撮ったり…。」

3人、
「へぇ~~~。」

「…で、霧島さんは~~。あれは…もぅ、イレギュラーって言うか、完璧に、サプライズだよ~~。TBAテレビのプロデューサーからおかあさんに電話があって。そこのお宅でバーベキューするから来ないかって…。そしたら、そこに霧島さんがいたんだもん。」

その茉祐子の話に千晶、
「ありゃ。」

巴は、
「凄っ。」

和歌葉、
「いやいやいやいや。」

茉祐子、口をへの字に…、そして、
「…んでも、まぁ…。そこでも、霧島さんとは…、それほど、変な雰囲気じゃなくって…。」

千晶、口を尖らせて、
「ふ~~~ん。」

「まっ、確かに、羽田さんと霧島さんに、私とおかあさん、親子ってバレたのもそうなんだけど…。私…、一番驚いたのが、霧島さん。住んでるトコ。」

千晶、茉祐子を見て、
「住んでるトコ…???」

巴、和歌葉、
「うそ。うそうそうそ。そんなことまで…???」

茉祐子、眉を上下に、
「うん。田園調布。」

千晶、
「うそっ!!!マユと同じじゃん。」

巴と和歌葉、
「う~~っわっ!!!」

その時、和歌葉、
「あっ。」

茉祐子、千晶、巴、
「ふん…???」

和歌葉、自分の顔の前で、スプーンを持った右手人差し指を茉祐子と千晶の間を指して。
茉祐子、千晶、後ろを振り向く。

ガラスのドア、そのドアにピッタリと張り付いて4人を見ている勇吾と瑛輔。
その瞬間、すぐさまドアから離れて自分の席に戻るふたり。

千晶、立ち上がり、ドアに。
そしてドアを開けて勇吾と瑛輔に、
「…ったく~~。何やってるかな~~。ドア、ちゃんと拭いてよね~~。あんたらの顔の跡、しっかりと付いてんだから~~。ほら、ベッタリと~~。」

そして千晶、左目の下を左手中指で下げて、
「べぇ~~。」

そんな千晶に、口を尖らせて目をキョトンと勇吾。

そして瑛輔はなんとも申し訳なさそうに首をコクリと、そして小さく、
「すんません。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.73.  茉祐子、首を縦に、「バレちゃった…。」 

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋