ドキドキ 信号待ちの凛久。
「そういうことで、薫子先生と茉祐子さん。親子という。しかも…8つ違い。」

スマホの向こうで侑里、
「ねぇ~~。どう見ても、あのふたり…、並んじゃったら、絶対、親子には見えないよね~~。それに…、一番が、ふたり…、どっちも…似てないんだもん。そうで…なくっても…。あのふたり…、家族っていうんだったら…。正に、姉と妹って感じだもん。へぇ~~。血のつながりのない、親子…かぁ~~。」

その声に凛久、
「ぷっ、くく、かかかか。そういう事。」

そんな凛久の声に侑里、
「な~~に~~、私、なんか変な事言った~~???」

「あっ、いやいや。」
自分の顔の前で右手を振り、
「そんな訳ではないんですけど…、かかかか。実は、羽田さんと同じ風な事言った人、いたんですよ~~。」

「へぇ~~~。…しっかし…、驚き~~。私…、まさかって…思ったも~~ん。」
そこまで言って侑里、
「…でも、ちょ~~っと残~~念。」
ワンピース姿の侑里、スカートの中で脚を組んで…。

その声に凛久、
「へっ…???なんでですか…???」

「霧島君、この話聞いたら、物凄いびっくりするだろうな~~って、心持ち、期待してたんだけどな~~。かかかか。…な~~んだ。知ってたか~~。ふん。拍子抜けした~~。」

凛久、
「お~~っと。それは、それは…。びっくりしなくて…申し訳ありません。つまりはもぅ…数時間前に、度肝…抜かれましたから…。かかかか。それこそ…、僕なんか、その事実知って、冷や汗もんでしたよ~~。」

侑里、その瞬間、目をパチクリさせて…、
「へっ…???かかか。なんで、霧島君が、冷や汗掻くのよ。」

凛久、
「へっ…???…なんでって…、言われても…。」
凛久、自身でも首を傾げて…。
「あれ…???…は…あ…???かかかか。なんでだろ…???…なんで僕、あん時、冷や汗…出たんだ…???かかかか。分かんないや。」

侑里、その声に、
「は~~あ…???なんなの…それ~~???」

「いや~~。まっ、とにかく、突然、目の前に…ふたり…、現れたんで…。…なんで…???…うそでしょ…???的、状況だったから…。しかも…、ふたりには…、同じ時期に会いましたからね~~。」

侑里、
「ん~~。そうだよね~~。確かに。」

その時、2歳の悠美が美里のおもちゃを口に…。

「あ~~、悠美。ダメ…。ダメダメダメ…。」
そして玄関のチャイムが…。
「霧島君、ごめん。またね。明日、社で…。」
そして通話が切れる。

凛久、
「はいは~~い。では…。…って、切れちゃったよ。」
歩きながら…。
「しっかし…、暑っちぃねぇ~~。」
美珊から貰ったバッグを左手に持ち替えて。
「夜食で、食べようか…。」

茉祐子、ベッドの上、枕を抱えながら左手でスマホを、今日撮影した画像を見ながら、
「ふふ。麗奈ちゃん、かっわいい~~。」
画像を次から次へとスワイプして…。姫乃とのツーショット。
「ふんふん。姫乃さん、ほんと…、綺麗だよね~~。」
そして、
「うんうんうん。や~~っぱ、彼氏…いるよね~~。ふんふん。」
ひとりで納得しながら…。
「どんなひとだろ…???」
そして、茂樹と凛久のツーショット。そして、今度は凛久ひとりだけ…。
「ふふ。霧島さんだ。」
そして、
「それにしても、霧島さん…、お酒…強いよね~~。」
その時、電車の中で、ふいに凛久の左肩に自分の頭が触れた事を思い出して、
「あっ。」
思わず胸の鼓動が…ドキン。茉祐子、
「へっ…???」
いきなりベッドの上で仰向けになって…。枕を抱き締めたまま、
「何、今の…???私…。」
そのまま凛久ひとりの画像を見て…。そしてまたスワイプして、
「おかあさんと…、霧島…さんか~~。」
そしてその画像を見ながら、
「かかかか。おかあさんも霧島さんも…なんとも…、照れてるよ~~。かかかか。」
そしてスマホをそのまま左手に持ちながら、両手をタオルケットにバン。
「霧島さん…、何歳なんだろ…???」
そんな風に思いながら、次第に瞼が…。いきなり、
「え゛っ!!!…そうだった~~。羽田さんにも、霧島さんにも…、私とおかあさん…。親子だって…、バレたんだった~~。あ~~~~。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.69.   「親子には見えないよね~~。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋