娘のクラスでは5年生の終盤になり、中学高校への進学先を決める話になりつつある。
最寄りの公立に行く子は別にエエが、グラマースクールと呼ばれる学校に行く子供は今年の10月に受験があるため、もう申し込みを済ませておかねばならない。
娘のクラスも3人受験する。
グラマースクールは日本で馴染みのない名であるが、公立であるが受験制で選抜試験を受け、ハイレベルな児童が必然的に多くなる分、オックスフォード大学や医学部入学の近道になるという考えから、勉強熱心な子供や保護者から人気である。

しかし中に入った児童全員はレベル別に分けられ、実際に通っていた人に聞くと5クラス中の上2クラスは法学部や獣医、医学部やケンブリッジに行くが、後の3クラスは普通で、トップ2クラスの児童は下3クラスの児童を見下している為、話す事さえ無いというのが当り前だと話してくれた。

娘のクラスの3人が受験するうち2人は男の子で、その2人は優しい性格の少年であるため、よく学校で泣かされる事が多いという。
空手なども通わせたが、やはり相手を蹴るなどする行為が苦手で辞めてしまったのだと、そのうちのお母さんが言っていた。
「頭の良い子供が行く学校ならイジメはない」と言う理由から、今受験勉強をさせているのだそう。

うちの子供が通っていた幼稚園の園長先生の娘さんは地元の高校卒業なのであるが、彼女は非常に成績が優秀で、カーライルの地元の高校からオックスフォード大学に入った。
そこで酷いイジメにあいながらも卒業し、今はロンドンで法に関わる仕事をしているバリバリのキャリアウーマンになっている。
園長先生が「オックスフォード大学は家柄も頭脳も完璧な子供が来ている故に、うちみたいな普通の家庭から行った学生は何のクラブにも入れてもらえない。頭の良い学生が通う大学は世界で最も差別意識の高い大学」とお話しされた事がある。
目からウロコだったが、名門と呼ばれるイギリスのあの手の大学は、日本人の私などには理解できない深くて重い崇高な歴史と家柄が絡み合い、そこに格差が当然ながらあり、庶民には足を踏み入れて欲しくない聖域みたいな場所という認識があるのかなと思う。
今のキャサリン妃でさえ、最初の全寮制女子中学高校で壮絶なイジメにあって転校したというが、それも家が貴族出身ではなかったからだと読んだ事がある。

大きな学校にも小さな学校にも、そしてレベルが混じった学校であっても無くても、一定数必ずイジメ的な事はある、それが教育関係者と体験者の話であるが、先日隣の御主人と話ていたら、御主人から隣の家の孫娘さんも高校でかなりのイジメにあっていたと聞かされ、初耳だったので驚いた。
女子サッカー部で活躍した活発な女の子で、イジメられるイメージが無かったが、御主人から「近所の高校に行けば良かったものを、仲良しの友達がそっちに行くからと、カーライルでは高級住宅地が集まる地域の児童が行く高校へ入ったばっかりに、格差から仲良くしていたはずの女子からはじかれるようになった。せやから、アンタあそこの高校に子供入れたらアカンで」と聞いた。

日本の進学校に行った事が無いから分からんが、全く児童間の問題が無いことは無いと思う。
起きた時にどう対処するか、どう対処してくれるかが良い学校と言えるのではないかと思うのであるが・・
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Source: イギリス毒舌日記