ドキドキ そう言って席を離れる由比子。

育美、
「ママっ。」

侑里、そんな育美に、
「あっ、育美ちゃん。」

由比子、駆け足でエレベーターに。そして案内を見て…。

侑里、
「あららら。」

薫子、そして茉祐子、ポカ~~ンと。
すぐさま薫子、
「ぷっ。」

侑里、
「あらら~~。」

由比子がエレベーターの中に…。

侑里、
「行っちゃった~~。」

薫子、
「ぷふっ。」
そして、
「ありがたいわ~~。」

茉祐子も、顔を傾げて…。
「うん。」

侑里、薫子を見て、
「そのようですね~~。」
そして、
「でも…、もぅ~~。びっくり~~。」

薫子、
「いやいやいや。私も。うん。ねぇ~。茉祐子ちゃん。」

茉祐子、両眉を上に、
「う~~ん。」

侑里、
「そっか~~。おふたり…、親子だったか~~。」

薫子、
「茉祐子ちゃん、私の料理の師匠の朱里先生と、私の亡き旦那、成宮優希弥の娘。現在、26歳。」
そして、
「私の旧姓、緒方。」

侑里、
「いや…、同じ成宮だから…。でも…、年齢的に…、考えられなかったから…。それほど…、気にも…。それに…、料理と…化粧品でしょう~~。まさか…。」

薫子、
「うんうんうん。私たちも…。まぁ…、そんな、自分たちから敢えて…。」

侑里、
「うんうんうん。…だよね~~。」

すると、美里、
「ママ~~。」

侑里、
「あ~~。ごめん、ごめん。」

茉祐子、
「か~~っわいい~~。幾つですか~~。」

「美里~~。お姉ちゃん、美里、何歳ですか~~って。」

美里、しっかりと、右手を4本。
「4歳で~~す。」

薫子、
「うんうん。いいねぇ~~。」
そして、ベビーカーを見…。

侑里、
「こっちは、悠里、悠久の悠に、里で、ゆうり。2歳。」

薫子、
「へぇ~~。悠里ちゃ~~ん。」

侑里、
「あっ、でも、この事、霧島君…???」

その声に薫子、首を傾げて…。
茉祐子も、口を尖らせて、ふたり同時に、首を横に…。

そのふたりの表情に侑里、いきなり、
「かっかかかか。うん。私だって、今初めて知ったから…。当然…。」

薫子、
「ふふん。」

茉祐子も、
「はい。私からも、話してません。」

「そっか~~。」
侑里、自然に顔を傾げて目を斜めに…。そして、
「ぷっ。当然、料理教室と、会社は…。」

薫子、
「うん。全部、知ってる。…けど…。茉祐子ちゃんは…。」

茉祐子、
「ん~~~。多分…、私の部署…だけ…かな…???」

侑里、
「そっか~~~。じゃ…、私も…、ある意味…、右習え…的…???」

その声に薫子も茉祐子も…、顔を傾げて…。

侑里、その顔に…、口を真一文字に…、目を真ん丸く、
「…ですよね~~~。」
そしてふたりに敬礼をするように、
「了~~解っ。」

瞬間、3人共に、
「ぷっ。ははははは。」

そこに由比子、息せき切って、
「お待たせ…しました~~。ごめ~~ん、侑里さ~ん。」

侑里、
「いえいえ。」

由比子、薫子の目の前に、
「成宮先生、お願いします。」
薫子の書籍を…。

薫子、笑顔で、
「ありがとうございます。わざわざ。」
女性にお辞儀をして。

茉祐子、
「わぁ~~。わざわざ、買ってきてくれたんだ~~。嬉しい~~。」

薫子、表紙の裏に、
「ここで…、いいかしら…???」

由比子、興奮収まらないままに、
「お願いします。」

薫子、受け取ったサインペンで自分のサインを…。
そして、にっこりとその女性に、
「はい。ありがとうございます。」

由比子、
「ありがとうございます。宝物にします。」
薫子に丁寧にお辞儀をして…。
「あっ。そうだ。先生~~。もうひとつ、お願い~~。」

その声に薫子、口を真一文字ににっこりと、
「ふん…???」
顔を傾げて…。

由比子、
「一緒に、写真…、いいですか~~???」
目の前で両手を合わせて。

薫子、その声に、
「ふんふんふん。」
そして女性を手招き。

由比子、はしゃぎながら、
「や~~った~~。」
そして薫子とツーショット。

そして撮り終えたかと思ったら、今度は侑里に手招きして…。

侑里、にっこりと…、
「あらあら。…じゃあ~~。」
目をキョロキョロと…。丁度、化粧品コーナーの店員に…、
「すみませ~~ん。」

薫子と茉祐子~その愛~   vol.59.   そう言って席を離れる由比子。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋