ホントは書く気もなかったけど怒りに任せて更新ですw

こんにちは。

3~4年前までの狼ブログでは「融資ジャブジャブ」という言葉が多く登場しましたがここ数年の狼ブログでは「融資が厳しくなり」という言葉が多く登場するようになりました。

言うまでもなくその融資が出なくなった根本は例の「かぼちゃ事件」に端を発した金融庁指導による「審査体制の見直し」。。

おかげさまで融資ジャブジャブ全盛期の「耐用年数70年-経過年数」なんて最初から35年ローン前提の審査と積算評価でのフルローン、オーバーローンはすっかり意気を潜め、今では昔ながらの「耐用年数40年-経過年数」なんて15年も融資年数がつけば御の字、さらに評価自体もストレステストが厳しくなりよほどの手金でもない限りフルローンなんて夢のまた夢になってしまいました。(どうでもいいけどそのスルガの営業姿勢をべた褒めしてたのって当時の金融庁長官じゃなかったっけ?w)

かぼちゃの時はさすがに素人サラリーマンが多数嵌め込まれたとか当時のスルガの特殊なお家事情など特別な力が働きまさかの徳政令が発出され物件を手放せば借金棒引きという特別恩赦で救われましたが、、、、

覚えていますが?
ワタクシが書いたこの記事。。。

「スルガ様の物納の件 (2019.11.22の記事)」

この記事の最後の方でワタクシ

あと、最後に、、今回のスルガの件でかぼちゃ以外の物件を持ってるスルガホルダーの方、、(ちなみに現在、スルガ様の「一棟収益ローン」では要注意先債権が8515億もあるそうな)
「かぼちゃが債務免除になるなら俺のサンタメ物件もやってくれw」って思うかもしれませんが、、、

と書きましたが、、

まさか本当に実行に移す人が登場するとは夢にも思ってませんでした。。。

「「スルガ銀行不正融資被害弁護団」結成 アパマン融資、4000億被害」

当時のブログ記事を読むと当時のスルガ様の「一棟収益ローン」では要注意先債権が8515億でしたからその半分が被害額になる計算。。(弁護団によると不正融資によるアパート、マンションの購入は全国計約6900件、被害総額は約4400億円だそうですので)

もちろん同じ土俵の数字ではないので一概には言えませんが当時のスルガの体質を見れば相当無茶なノルマを課されていろんな不正を働いて乱脈融資やってたんだろうなと言うのは容易に想像できます。

ただこれ、全部が全部スルガのせいでもなく当時の「融資が出るなら素人大家を様々なスキームを駆使して嵌め込んでジャンジャン売ってバンバン稼ぐ」という不動産会社の姿勢も一因です。

しかし、今の法律ではこの主犯格の不動産屋を追及する手立てもなく社会的に突っつくと一番弱い銀行を狙い撃ちするというのはいかがなものかと思います。(仮に追及出来て不動産屋をいくら突っついてもお金が戻ってくるわけでもないですからw)

ちなみに昨日のニュース記事を読んだ世の不動産投資家や不動産屋の人達の大多数の意見は一言で言って「こんなの自己責任だろww」だと思うのですが(「そうだよ!こんなのインチキなんだから銀行は金返すべきだ」なんて論評する人は一人も見かけないし)ワタクシも「仮にも不動産投資でお金儲け目論んで飛び込んできたのだからその責任は果たすべき」だと思ってます。

というのも、
例えばですが車を運転していて一瞬わき見運転してしまいタイミング悪くそこの子供が飛び出してきて轢き殺してしまった場合、運転手が老人だろうとおばちゃんだろうと普通に業務上過失致死で罪に問われますよね?

運転免許取るときにうるさいくらいに「わき見運転が危険」と教わって免許交付されてても事故ってしまえば罪は罪ですからどんだけ理不尽なんだと同情したいときもあるもののやはり油断してればこういうことも起こるわけです。

わき見運転は危険と頭ではわかってても慣れや慢心で「このくらいは危険でもねーよ」と思ってしまうから一発で人生を棒に振ってしまうことを平気でやってしまうんだと思いますが、これは不動産投資も同じです。

不動産投資の場合、買わせる側がまず買い手の知識やスキルを読み込んで「このくらいの物件ならこのレベルの客に嵌め込めるな」と考えるタイプの人が多く、特に融資ジャブジャブ全盛期の頃は「稼ぐ営業マンは偉い(結果を出せる奴は偉い)」という見方をされてたし営業マンも生活が懸かってるので「ここで一気に稼いでしまおう」と手ぐすね引いてた時期です。

そんな時に「なんか本とかネット見ると老後が不安だって書いてあるし今の仕事も辛いし・・」なんて思ってるところに「今は不労所得の時代です!」とか「富裕層が目指す右側のクワドランドに早く行きましょう!」なんて話をされてしまえば短絡的に「不動産投資って要するに融資が付けばいいんだw」と思ってしまうものです。(今でもこの発想の人って絶対多いと思いますw)

しかしなぜかその人は高所得にも関わらず手元資金がありません。。

そこで自分の生活が懸かってる営業マンはそういう「高属性なのに手金無しな人」にこう言います。

「自己資金ゼロでも買える不動産投資スキームがあるんですよ(小声)」

ちなみに具体的に言うとこんなお誘いメールでございます


恐らくこのメールは数万人くらいの不動産投資家に届いてるんじゃないかと。。w

えぇ、、
当時は年収で700万以上と認められれば案外フルローン、オーバーローンが出やすかった時期なんです。(もっと言っちゃうと年収400万でも書類をいじれば簡単に高年収に見せる技が開発されておりました)

また買う気があっても自己資金が足りないなんて場合、不動産屋は見せ金的に数千万のお金を一瞬だけ買主の口座に振り込み「見せ金」みたいに金融機関に見せたりして資金力がある買主に見せてもいました。

さらにメールにもありますが「一物件一法人スキーム」という荒業を駆使すると資金力が無くてもガンガン物件を増やせる時期でしたのでこれに手を染める不動産投資家とアドバイスする不動産屋、さらにわかってて融資しちゃう金融機関もありましたのでワタクシから見ると彼らは被害者でもなんでもなく全員が実行犯なんじゃないのかと穿った見方をしてしまいます。

そこで、
これだけはどーしても言っておきたいので声をにして言わせていただきますが、、

少なくともこんなメールで勧誘されて「知らぬ間に俺は騙された!!(家族に迷惑かけてしまい困ってる)」とほざくヤツは弁護士と組んでスルガに対抗する資格すらないと思うし「知らないうちに預金が3000万に改ざんされたので知らない」とか声を上げるべきではねーだろと思います。(大方、「え?こんな俺でも不動産投資出来るの?」って小躍りしてたクチじゃねーのかよ、、、とwww

しかし、こんな嵌め込みを喰らっても運良くその時の不動産相場に救われて売り抜けることが出来た人もいらっしゃいますし、買った物件が運良く希望の家賃で埋め続けることが出来て安全稼働してる方もいらっしゃいます。(えぇ、、地雷原を裸足で歩いても踏まない強運な方って結構いるんですw)

またそんな高掴みしちゃっても現実を受け止めて必死に空室対策して厳しい運営状態でもいつか迎えるであろう次回の出口局面まで歯を食いしばって耐えようとしてる方も多く、今回弁護士入れて戦うのって前回のかぼちゃの徳政令を見て「俺も出来るんじゃねーの?」と思っただけなんじゃないかと思ってます。(ワタクシは戦うなんて思っておらず単なるファミコンのリセットボタン押したいだけなんだと思っております)

とは言え、ホントにホントにこんなメールも受け取ったこともなく不動産屋とスルガに結託されて最後は「てめー、今日決済しないと違約になるぞ!」と恫喝されて仕方なくハンコを押してしまったなんて可哀そうな人もいるんじゃないかと思います。。

ただ覚えておいて欲しいのは実はこの手の不正融資、、別にスルガだけでもないんです。。(ワタクシが知ってるだけでこの手の融資やってたのって10行以上あります

真面目な話、スルガで今回も、もしホントに徳政令が出れば次はこの手の融資に手を染めた他行が対象で徳政令を求める動きが出てさらに社会問題になると思います。

また先ほど登場した嵌められても歯を食いしばって耐えてる不動産投資家の出口がさらに無くなってしまい本人は助かっても他人にもっと迷惑を掛けてしまう可能性もあります。(と言っても自分だけ助かればいいと思ってるクチでしょうからこんなの1ミリも響きませんよねw)

そんな他人に迷惑を掛けてしまうなんて思ってる人がこのブログに気付くのは数年あとか気が付かずに素通りして行く気もしますが、恐らくは世の中の今必死に頑張ってる不動産投資家の大半はこっちの意見だと思うのであえて書かせていただきました。(ってかこの案件を弁護する弁護士さんに読んで欲しくて書いてみたって気持ちが強いんですけどねw)


言いたいこと言ったらスッキリしたんじゃんw
Source: 狼旅団の地下に潜った不動産ブログ(開店準備中