ドキドキ そこまで話を聞いて薫子、
「あ~~、うんうんうん。そういえば、私の通っているトコ、スタッフ募集で、1ヶ月前から見覚えのないスタッフが…。そっか~~。道理で…、それでか~~。ふふ、霧島さん…、トライアル・スクエア、いいとこだよ。凄い、スタッフ、優しいし、親切だし。入会して良かったよ。」

「ありがとうございます。…それでは…。」
侑里を見て凛久。

侑里、
「うん。」

薫子と一颯に一礼をして、
「今回は…、ありがとうございました。」

そこにチーフADの白鳥姫乃(しらとりひめの)が、一颯の後ろに駆け付けて、
「六条さん、すみません。」

「おぅ。」
一颯、侑里と凛久に、
「じゃ。」

姫乃、資料を見ながら、
「すみません、ここのところなんですけど…。」

一颯、
「うんうん。」

薫子、
「さてと…、私も…。」

健匠の運転する車の中で薫子、
「ふ~~ん。彼も…体…、鍛えてたんだ…。」
小さくポツリと。

健匠、
「はい…???何か…あったんですか…???」

薫子、そんな健匠に、
「あ~~。ううん…???さて…、明日は…教室で、取材。」

健匠、
「はい。」

仕事帰りに茉祐子、良く利用している書店で、
「おっと。あった、あった。これ…。さすがは和乃国(わのくに)屋書店、なんでも、揃ってるね~~。」

著書を見ながらコーナーの角を曲がっ…。誰かとバン。

茉祐子、
「あ~~、すみませ~ん。ごめんなさ~~。」

相手も、
「ご、ごめん。こっちも…よそ見してて。」

お互いがお互いの落とした書籍を…。

その時、相手の女性が手にした書籍を見て、
「オールインワン、徹底追及…。」

茉祐子も、男性が手にした書籍を見て、頭の中で、
「…あっ、おかあさんの…。」

そしてお互い立ち上がり、茉祐子、相手の顔を見ずに、お辞儀をして、
「すみませんでした。ごめんなさい。」

男性も、
「いえいえ。こちらこそ…。怪我…ない…???」

茉祐子、
「えぇ…。はい。」
そして相手の顔を見て、
「へっ…???」

相手も女性の体を見ながら、
「えっ…???」

茉祐子、
「わっ。ナターシャの…、霧島…さん…???」

その声に男性、
「あ~~っ。はっはっはっは。先日はどうも~~。はい。ナターシャの霧島です~~。エクレールの…成宮さん。」

茉祐子、
「はい。成宮です~~。」

霧島、
「名前が…。確か…、茉祐子さん。」

茉祐子、にっこりと、
「はい。成宮茉祐子です。霧島…凛久さん。」

「おっとっと。名前まで、憶えて頂いて…。はは。恐縮です。」
「いえいえ。こちらこそ…。」

「仕事…帰り…???」
凛久、口を一文字に。

茉祐子、にっこりと、
「はい。…で、仕事に必要な本を…。」

凛久、
「はは。同じです。羽田さんから、ここなら殆ど、必要な書籍…どこよりもたくさんあるからって…勧められて。」

茉祐子、
「うんうん。ここって、凄いです。私なんて、他の書店よりここばっかり…。」

「へぇ~~。うん。でも、そんな感じあるね~~。ジャンルも豊富だし…。」

茉祐子、
「あっ。この前は…取材…ありがとうございました。」

凛久、にっこりと…、
「こちらこそ。良い記事…できそうですよ。」

「ほんとですか~~。」
「期待…しててください~~。」

ふたりとも、会計を済ませて。自然に店を出てふたり並んで歩く。

「霧島さんって…、出身は…???」
茉祐子。

凛久、
「僕は…神奈川です。川崎なんです。」

「へぇ~~。」
茉祐子。

凛久、
「へぇ~~って…???」
顔を傾げて…。

茉祐子、顔をクシャリとさせて…、
「あ~~。いえいえ。ごめんなさい。てっきり、東京人かと思っちゃって。なんか…、こう…、アーバン的な…感じ…。」
購入した書籍を胸の上で抱きしめながら。

凛久、
「おや…、誉め言葉して、受け止めていいのか…な…???」

茉祐子、顔を傾げて、
「もちろん…ですけど…。…って言うか、年上の方に…、失礼な事…、言える訳…ないですから…。」

凛久、その言葉に、
「はっははは。はは。そっか~~。うん。素直に…はい。受け止めます。…で、成宮さんは…???出身…、東京…???」

茉祐子、
「はい。東京、調布です。」


  

薫子と茉祐子~その愛~   vol.24.   仕事帰りに茉祐子…。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋