ドキドキ 瑠唯子、ソファから離れてキッチンに歩きながら、
「どしたの健之…???」

五大、
「ん~~???勤務で何か…???」

健之、頭を掻きながら、ビールを喉に、
「ふ~~。」
そして口を尖らせて、
「編集局…、異動になった…。ははは…。」

瑠唯子、
「は…あ…???」

五大、
「おや…。」

「今までよりは…、若年層…向け…。」

キッチンで瑠唯子、
「ふ~~ん。」
その時、瑠唯子、
「あっ。…もし…か…して…、だけど…。もしかして…、だけど、もしかして…。」

五大、
「なんだよ、それ…。かかか。瑠唯ちゃん。」

健之、
「ん~~???どしたの…姉貴~。」

「もしかして…、あんた…異動になった先…。あの…、前に一度、青山であった人の…編集局…だったりして…???」

その瑠唯子の声に、
「へっ…???なんで分かったの…???」

「わお。当たった~~。」
フライパンを上下に。
「ん~~。な~んと…なく…ねぇ…。」
そして、キャビネットからお皿を出して、盛り付けながら、
「思い付きで言ったら当たっちゃった。はははは~~。」

「まぁ、ある事件があってから、そっちの編集局で仕事をしてるんだけど…さ。」

五大、
「ふ~~ん。ほぃ、健之君。」
空になった健之のタンブラーにビールを注ぎながら。

「な~~んだ。つまりは彼女と一緒に仕事してんじゃん。」

そんな瑠唯子に健之、
「…ま…ぁ…ね。」

「ほぃさぁ。出来たよ。あんたの晩御飯も一緒に。」

五大、
「ん~~。旨そう。」

「で…。彼女と、浮いた話しって…、ないの…???」
いきなり瑠唯子。

その瑠唯子の声に、こちらもいきなり、
「ぶ―――――っ!!!!」
吹き出す健之。

「きったな~~。んもぅ~~。健之~~。おかずに入っちゃったじゃな~い。」

五大、
「かかかか。」

「ごほっ。ごほっ。」
口を塞ぎながら、少し喉に詰まったような感じで、
「ごめん、ごめん。う~~、ほっほっほっ。おぅ~~。…いや…。いきな…り…。なに…???姉貴。ごほっ。あぁ~~。」

「いや…。今まであんた、編集局の話って、あんまりしなかったけど…。ここ数日…、結構話すからさ。ほらほら、例のインサイダー取引規制違反の事だったり…。おじちゃんにも連絡してたし…。何てったっけ…。しん…じょう…さん…???編集デスク…???」

その瑠唯子の話を聞いて五大、
「へぇ~~~。」

その時、いきなり頭に浮かんだ路上でのあの時。
咄嗟に夕美子を抱き抱えて、その後に、
夕美子が振り向いた瞬間に唇と唇が触れてしまった。

瑠唯子、
「ふん。なんだ、気があるんじゃない。その沈黙。」

健之、
「へっ???」

「バ~カねぇ~。人から誰かさんの事言われて、ピンポンできなかったら。つまりは気があるって証拠でしょ。」

健之、手を振りながら、
「いやいやいやいやいや。」

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

《PR》
庄司紗千 きっと大丈夫

※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。
 

 

 

 

Source: THMIS mama “お洒落の小部屋