娘の調理実習での事。
最近、調理実習の先生が婚約し、ウカレポンチで指輪を見せびらかしたり、プロポーズがどんなんやったかを12歳の生徒に話したくて仕方ない女性教員であるため、皆からウザがられていると娘から聞いていた。
そんなウカレポンチが、翌日に控えた調理実習で使う材料を生徒に知らせるのを完全に忘れ(いつもは1週間前に持っていく材料や器具のお知らせがある)てしまい、前夜8時になって生徒にメールしてきた。
我が家では、夜8時に娘の携帯電話は使用停止になる設定をしているため、8時以降は一切のメールが見れないが、その日娘は「明日は調理実習の日やのに先生が材料を知らせてきてない。絶対にメールがあるはずやから8時以降に見れるように設定解除して欲しい。先生は先週の調理実習の最後に、来週はチョコレートケーキを作りますと言った」と訴えて来た。
そうして待つこと夜8:01、メールが来た。
「遅いお知らせを許してください。明日は…」と、薄力粉、無糖ココアパウダー、ベイキングパウダー、バター、砂糖、卵、ケーキを焼く型20センチのものを二枚…
いやいやいやいや…これ今から用意できる人て、家でケーキ焼く人いてる家だけやん…
翌日、3分の1の生徒だけが材料を持参。
児童によっては朝までメールに気づかなかった児童もいたようである。
持って来なかった児童は混ぜるのを手伝うのだけ許可された。
チョコレートケーキとあって、作りたかった生徒はかなりいたと思う。
仮に1週間前なら材料を用意できた児童もいたし、無理だったかもしれないが、しかしおやの負担はある。
で、この調理中に事件は起きた。
先生が焼いている最中のケーキが入ったオーブンのドアをのきなみ開けて回ったのである。
何が起こったか…
そう…生地が凹んだのである。
娘とパートナーの児童のケーキは焼き上がり予定1分前で大丈夫だったが、それ以外の生徒のケーキは全部膨らまなかった。
そう…先生が開けてしもたからである。
ケーキは焼き上がり予定時間というもんが目安である。
それを越えてから焼けているか生焼けになっていないかを見る為にオーブンのドアを開けて良い。
今まさに熱でグングン膨らんでいる状態の時に絶対に開けたらアカン。
私は日頃から、米を炊いている最中の鍋とオーブンのドアは絶対に開けたらアカンと言うてきた。
それを先生がやってしもたのである。
真ん中が凹み、生地がシワシワになった女子が泣いた。
苛つく女教師。
無言のまま調理実習は終了。
真ん中に挟むクリームを作る時間は無かったとし、スポンジ二枚を焼いて持ち帰った娘が「途中でオーブン開けられた子、可哀想やったわ」と言いながら、私が作ったクリームを真ん中に挟む娘であった。
絶対に私は悪くない、そんな顔の女教師が目に浮かび、ちょっと笑ってしまったが、娘から「笑える話ちゃうでマジで」と注意された。
ケーキの時のオーブンは途中で開けたらアカンねん…
先生知らんかったんやろか…
Source: イギリス毒舌日記