娘が2歳から幼稚園で一緒だったお友達がいる。
彼は小学校まで一緒だったのだけれど、両親が8歳の時に離婚、互いの家を1週間交代で行き来するのに、両親の家の中間地点にあるハイスクールを選ばざるを得なくなり、結局みんなと同じハイスクールには行かず離れ離れになってしまった。

しかしメールでやり取りは続いており、昨日は彼の誕生日であったから、娘や何人かのお友達はお泊まりパーティーに参加した。
前回同様、今回もネイルと顔のエステをしてくれる方を家に招き、エステパーティーとなった。

彼は早い段階から本人もお母さんも認めるゲイであると公表し、それはごく自然にクラスメイトは理解し、髪を伸ばし、それがまた似合っていて洒落ていて斬新であり、女子から人気の男の子だった。
ランウェイを歩くデザイナーのような髪型とメガネをし、私も大人ながら、彼はカーライルで一番オシャレやと思っている。

なので彼への誕生日プレゼントはボディショップであれこれ買い、娘に持たせた。
ハイスクールでもお友達が沢山できたと彼のお母さんから聞いた。
当初は少し心配もあったらしいが、ゲイに対する嫌な発言は今まで一度もないと言っていた。

イギリスは同性愛やトランスジェンダーに対して理解はかなり広い。
が、一方で私が知る年配者には毛嫌いする方々も多い。
娘は「楽しかった」と帰宅した。
爪も綺麗な仕上がりにして貰えたと、私に見せてくれた。

私は娘に「男の子なのにエステパーティーなんて!て思う子もいると思う?」と聞いてみた。
娘は「ゲイだからとか、男の子なのに…とかではなく、一定数必ずアンチはいる。私にだってアジアな容姿を言ってきた嫌なやつはいたやん?サミュエルただ一人やけど…」と小学生時代の事を言った。
「気にしないこと、だってしょうがないやん?これが私やねんから」と娘は言い鼻唄を歌いながら2階に上がった。
強い…
ちゃんと強くなってきている。
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Source: イギリス毒舌日記