ちょっと金あります風出で立ちのババアが、私の職場の売場に来て「サイズはこれだけ?」と私に向かい、ある商品を手にして話かけてきた。
私が「もう売場にあるだけです」と答えると「何故分かるの?調べもしないで」と言ってきた。
私は婦人と紳士の商品に関しては完璧に在庫を把握している。
何故なら、毎朝それから始めるのが私の仕事だからである。
マネージャーさえ私に在庫を聞いてくる。
つまり私は在庫に関しては誰よりも知っておかねばならない仕事の役割を担っている。

私はババアに「今朝、在庫を確認したばかりですから間違いありません」と説明。
するとババアは顔をしかめ夫らしき男性の元に行き「信じられないわ、ここのサービス…在庫を確認してくれない」と愚痴り出した。
そこに入社2年目のアルバイトが通りかかった。
ババアは彼女に「あの…あの人(私の事)、私の言葉をあまり理解していないようだからあなたに聞くけれど、これより大きなサイズある?」と再び同じ商品を手に持ち聞いた。

私は横から「無いよ」と彼女に言った。
ババアは彼女に「良いから、あなたが確認してきて」と言った。
バイトの彼女は戻ってきて「無いです、やはり」とババアに言った。
ババアは「あなたが言うなら無いわね、信じるわ、諦める」と言った。

私は「私の英語が英語に聞こえず、ご理解いただけなくて申し訳ありません」と言おうかと思った。
しかし、バイトの彼女は「今後は聞き直して頂かなくても大丈夫です。あなたにとって彼女(私の事)の言葉が分かりずらかったのか、信用出来ないと何故思ったのかは分かりませんが、私達スタッフが最も尊敬する完璧な仕事をする人ですから、今後は不信感を抱かれませんように」と言った。
ビックリした。
が、言われたババアが一番ビックリしていた。

ババアは「 苦情はどこに言えば宜しいかしら?」と彼女に言った。
バイトの彼女は「ホームページをご覧ください」と答えた。

ババアは店を出た。
私は彼女の方を見た。
「ありがとう。でもリスク背負わないで。数年に一度あんなんいてるから」と私は言った。
バイトの彼女は「私が悔しかっただけです」と言い笑った。
彼女はもうすぐブラックプールで開催されるダンス選手権に出る。
背筋を相変わらずピンとし、在庫室へと消えて行った。
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Source: イギリス毒舌日記