ドキドキ 葉子のその声に宮越、
「光浦花純…総務部長…???」
目をキョロキョロとさせながら、
「はて…???…どこで…。お会いしましたか…???」

葉子、
「横浜トランキルマンヘブンズホテルの…総務部長…ですけど…。」

その声に宮越、顔を傾げて、
「ん~~???…申し訳ないけど…、葉子さん。僕…、個人的に、横浜トランキルマンヘブンズホテルさんとは、鶴来社長、と、副社長…。それから…。息子さんと、専務としか、今まで、会った事は…ないんですよ~~。」
そこまで言って、
「あっ、川峯さんと北君とは、別ですけど…。」

そこまで話を聞いて葉子、
「えっ…???うそ…。」

そんな葉子に宮越、
「いえ…。あ、まぁ~~。私も…、中には…、名前も知らずに、知り合いとたま~~に、食事する場合も…。あります。…まぁ…、でも…、そういう方は…、凡そ、一見さんに限られますが…。」

宮越、
「はて…。光浦…、花純…。」
そして宮越、葉子に、
「あの…、葉子さん…。こんな事、申し上げて、すみませんが…。その…、光浦…花純さん…、写真、なんか…は…???」

その声に葉子、バッグからタブレットを…。
「少し、お待ちください。」

そんな葉子を稜平、にこやかに見守りながら…。

葉子、タブレットを開き、その中からひとりの画像を…。そして宮越の前に、
「どうぞ。」

「失礼します。拝見します。」
そして、その画像を見た瞬間に、宮越、思わず表情を変えて、両眉先端を歪める。
「ん~~~???」

稜平、難しい顔を…。

葉子は、
「先…生…???」

宮越、画像を見て、葉子の顔を見て…・。そして、稜平を見て…。
そして、また画像を…。
「この…人が…、光浦…花純。」

葉子、
「え、えぇ~~。」

そして宮越、左手でタブレットを持って、そして右手の平を葉子に、
「私の…、知る限り…。この…方は…、すみませんが…。光浦…花純さん…、では、なく、上沼(かみぬま)…実和子(みわこ)…さん。」

瞬間、稜平と葉子、
「はっ…???」

葉子、
「上沼…実和子…。」
目を真ん丸にしながら…。

宮越は、画像を見ながら、2度頷いて、
「えぇ…。」
そして宮越、
「この方が…、光浦花純…さん。」

葉子、また、
「えぇ…。」
すると葉子、
「…でも、先生の目には…、その方が、上沼…実和子さん。」
すると、葉子、両目を左右に、そしてぐるりと…。隣の父を見て…、
「もしか…して…。」

稜平と同時に、
「双子…???」

宮越は、
「ん~~~。」

瞬間、葉子、
「あっ。でも…、光浦総務部長、ひとり、お姉さんがいるって…。…ただ、そのお姉さんの名前や画像は~~。そして…、その、お姉さんが…、中国人で、北京出身だと…まで…しか…。」

宮越、
「ん~~。私の知っている、この…、上沼実和子さん。なんですけどね。今、ベンチャー起業でかなり注目されている社長なんですよ~~。千葉県出身なんですけど…。その経営戦略には、目を見張るものがある。私も、彼女と知り合って10年。投資家としても素晴らしい才能。」

葉子、
「先生…、重ねて、申し訳ありませんけど…。」

宮越、葉子に、
「はいどうぞ。うん。何でも聞いて。知っている限り。」

「ありがとうございます。…因みに…ですが…、先生は、恵比寿にあります、高村家の食卓と言う、お店、ご存じでしょうか…???」

宮越、
「高村家の食卓…。恵比寿…。」
目をキョロキョロとさせながら…。

葉子、
「白髪交じりで、顎鬚の主人。2つ星の料理人なんですけど…。」

宮越、顎を右手で撫でながら、
「白髪交じりで、顎鬚の主人。2つ星の料理人…。あぁ~~。はいはいはい。知ってます、知ってます。うんうんうん、あそこの料理は凄い。うん。正に。絶品。」
すると宮越、
「あ~~。はいはい。あの店で…。うんうんうん。彼女。あ、いえね。その…、上沼さんと、食事、しましたね~~。投資の話で意気投合して~~。」

葉子、小さな声で、
「通さん、それを思い出したんだ~~。宮越先生と一緒のその女性って、上沼美和子と言う女性…。光浦総務部長じゃ…ない。…でも…、どういう事…???…と言う事は…。光浦総務部長のお姉さん…、双子…???…でも、そうじゃないとしたら…。歳は違っていても、瓜二つ…。」

何やらひとりでぼそぼそと言っている葉子に稜平、
「おぃ、葉子。先生の前で…。」

宮越、そんな葉子を見て、笑顔で…。
「葉子さん、何か…???」

葉子、
「あ、はい。多分、先生が、高村家の食卓で食事をした人は、その…、上沼美和子さんで、間違いないと思います。ただ…。横浜トランキルマンヘブンズホテルの、光浦総務部長の…、お姉さん…???」
そこで葉子、顔を傾げて…。
「多分…、そうなのだとは…、思うんですけど…。」

こんな私です。~選葉子(すぐりようこ)~   vol,127.   宮越、「はて…。光浦…、花純…。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋