オーストラリアの小学校で働いていた時、私には衝撃な事があった。
それは最上級生の男子生徒には5人の兄妹がいて、お父さんが同じでお母さんが全員違う兄妹が同じ学校に通っている事であった。
更に男子生徒の母親は当時、同じ父親の子を妊娠中で、聞いた時、思わず「また戻ったんかい!」と思った。

母親同士は腹の底でどう思っていたかは知らんが、学校で見る限りは仲良さそうであり、何より兄妹の仲は非常に良かった。
母親が違うから住む家は違う。
が、兄妹は仲が良い。
父親が光源氏みたいに女性の住み処に通うのだろうか…など考えたりしたが、さすがに子供に聞くわけにはいかなかった。
学校にはそんな兄妹が一組ではなく、私はそういう家族のあり方もあるのかと衝撃だったのである。

息子の友達は5人兄妹で、両親が1年生の時に父親の不倫が理由で離婚した。
今は1週間を母親の家で、1週間を父親の家で暮らしている。
彼にはハイスクールに通う兄と姉がおり、この二人は父親の家には行かずに母親の家で暮らしているが、彼は父親が好きだった為に今も父親と不倫相手だった女性、その間に出来た2人の弟妹の住む家に1週間交代で行っている。

先日、彼がうちに遊びに来た際、テーブルにあったチョコレートを彼が「これ妹と弟にあげても良い?」かと聞いてきた。
私は小さなビニールにいれてあげた。
そうか、彼には父親を恨む気持ちは無いから妹と弟にそれをしてあげられるのだなと思った。
私が体験したことの無い環境、しかし大人が思う複雑な環境とは違っているのかもしれないと考えたりした。

欲望に素直な親の子供は、寛大さを持たねばならないと思うと、少し苦しい気持ちになった。
人気ブログランキングへ
Source: イギリス毒舌日記