年末に夫の兄が豪州から来ていた時のこと。
義兄が結婚した女性は、前の夫の間に三人の男の子がいる女性。
付き合って3ヶ月しないうちに三人の我が子を連れ義兄の家に越してきた。
三人の子供は母親に「行きたくない、このままが良い」と懇願した。
それまで生まれ育った家から離れる事、友達のいる学校を転校せねばならないことが理由だった。
当時は毎週、自分の父親にも会いに行っていたから、それから遠ざかるのも嫌がった。
が、母親は子供達に「私は母親である前に女でありたい」とだけ説明し、付いて行くしかなかった子供達も同居開始となった。
同居から一年以内で結婚、翌月には妊娠も発覚。

入籍してすぐ、女性の一番上の子は当時10歳で、素行が荒れ始めた。
10歳の少年は「こんな娼館のような環境に住みたくない」と言い、祖父母の家で暮らすようになった。
下の子供は8歳だったが、当時はうまく行っていた。

そうして16歳になるあたりから母親を「娼婦」と呼ぶようになる。
それでも20歳になるまでは一緒に暮らしたが、下の子供も3年前に家を出た。
出る際、「俺達の気持ちを無視し、自分の幸せだけに突っ走ったお前を許さない」と母親を責めたという。

義兄の嫁が前の夫と別れたのは下の子供が生後18か月の時。
以来、入れ替わり立ち替わり男性が家に来たりしたが、学校も楽しいから幸せだったという。
しかし何の説明もなく最低限の荷物をまとめろと言われ、母親の彼氏の家に連れて来られた。
行く場所がなかったから我慢してきたし、生まれてきた弟を可愛がらねば母親は不機嫌になるし、明らかな差が新しく生まれた弟と自分達にはあったが、口にすべきではないと理解していたのだと言う。

あれから3年、三人の子供とは音信不通になった。
噂では、二人には子供ができたらしい。
義兄は「今思えば、再婚を優先するのではなく、子供達に時間をかけて話、どうしたいか、何故そうしたくないか、何故こうしなければいけないのかを何度も話し合い、妥協点を見いだして実行すべきだったかなと思う」と言った。

一方で、「母親である前に女でありたい」と言った事に後悔はないと言う嫁は「これはこれで良い。成人まで育て、後はどんな価値観を持とうとも、私の知ったことではない」と人生を謳歌している。
義兄も複雑な環境に身を置いたもんだと思う私であった。

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Source: イギリス毒舌日記