ドキドキ 葉子、秀美から目の前に出されたスマホの画像を見て…。

秀美、
「確か、これ…、ジョルジュ・スーラのグランドジャット島の日曜日の午後」

輪湖、その声に、
「秀美ちゃん、凄~~い。絵のタイトル、知ってる~~。わお。」

そして葉子、その絵を見て、
「ジョルジュ・スーラのグランドジャット島の…。」
すると葉子、あるシーンを思い出した。
「あっ!!!これっ!!!」

瞬間、獏、飲もうとしたビールを、
「うっ。」

秀美、輪湖、虎一郎、
「へっ!!!」

いきなり葉子、
「課長っ、これです、これっ!!!」

獏、
「いやいやいや。これって…???…何…???」

葉子、
「この絵。この絵。ホテルにあった、この絵。どこから…???」

獏、思わず、
「絵…???えっ…???」

途端に輪湖、顔をガクンと、
「えっ…???」

虎一郎、そんな輪湖に、
「おぃ。」

獏、自分のスマホでも検索。
「ジョルジュ・スーラのグランドジャット島の…。…と、あった。」
そして葉子に、
「この絵が…???」
そして、
「ちょっと…。待って…。」
番号登録から…、ひとりの名前に、トン。

その絵を黙って見ている葉子。

相手が出る。獏、
「あ、お世話様です。扶桑の海江田です。…実は、なんですけど…。」

スマホの向こう、久留巳である。
「あ、はい。1階の…エレベーターの前の絵…???…あ、はい。確か…、あの絵は…、ホテルの1周年記念に、宮越弁護士から贈られた。」

獏、すぐさま、
「宮越弁護士から贈られた…。」

その声に葉子、目を真ん丸に。

獏、
「選さん…???」

葉子、小さな声で、
「…確か、あの時…。」

獏、スマホに、
「あ、ありがとうございました。ちょっと…、確認のため。」

その頃…、こちら…、高村家の食卓。

ここでも3人が、
「乾杯~~い。」

紫、陣屋と蔵井氏に、
「あ~~ん、もぅ。また振り出し~~。」

通、
「何、またダメだったってぇ~~???」

陣屋、
「まぁ、仕方ないわよ。日比谷も、調べて、納得言ったから、そんな風に。」

蔵井氏、
「それにしても、さすがは日比谷部長。大したもんだ。」

通、ニッタリとした顔で、
「何…???元警視庁捜査第二課~~。かっかかかかか。」

紫、その声に、
「へっ???…通ちゃんも知ってたんだ…???」

「あったぼうよぉ~~。こう見えても、地獄の目と耳。」
そこまで言って通、陣屋に、
「違ったか…???」

陣屋、サワーを呑んで、
「まぁ…、地獄耳は、当たってるけどね~~。」

蔵井氏も、ニッコリと、
「確かに。」

「あっ。そう言えばさぁ。おいら、思い出した事がひとつ、あんのよ~~。」

その声に3人、
「ん~~~…???」

通、
「あん時さぁ~~。ほら、その、宮越弁護士と投資の話してた人~~。」

3人、
「あ~~。うんうんうん。」

「あん時の人…。女。」

また3人、
「女…???」

葉子の話を聞いて獏、
「うそ…。」

葉子、
「確かに…、あの時…。ただ、一瞬だったけど…。絵に頭を下げて…。エレベーターに…。」

獏、
「ふ~~~ん。…でも…。まさか…。今まで、全然、名前…。」

通、腕組みをして、
「けどね~~。名前が…全然、分かんない。ただ…、顔だけは、ばっちし。覚えてんだけどね~~。」

3人、その声に、
「えぇ~~~???」

陣屋、
「顔は覚えてるけど、名前はって…。…どこをどう探せば…。」

蔵井氏、
「女性…ですか~~。ん~~~。」

紫、思わず探りを入れるように、
「まさか…、横浜トランキルマンヘブンズホテルの誰かが、高村家…、来てたりして…。…な~~んて事…。」

陣屋、
「何言ってんのよ~~。横浜からだよ~~。わざわざ~~。」

獏、腕組みしながら、
「絵に…頭を下げて…。なんで…???…彼女が…。何か…、接点…???」
そして獏、またスマホを…。

佐武郎が。それぞれに食事を。

輪湖、ニッコリと。

秀美も、
「ありがとう。」

葉子は海江田を見て。

獏、
「あっ。東風さん、すみません、海江田です。おやすみのところ…。」

スマホの向こう、美海、
「いえ…。どうか…???」

そして美海、海江田の話を聞く。
「えっ…???…えぇ~~。ふ~~ん。分…かり、ました。…えぇ、こちらでも…。」
そして、通話は切れる。

そして獏、再び履歴にトン。2度のコールで相手が出る。

スマホの向こう、杏樹。
「はい、久留巳です。先ほどは…。」

獏、
「すみません、何度も…。あの…。」

杏樹、
「はい。」
そして、
「えっ!!!」
驚きながら、
「えっ!!!え~~ぇえ…???…まさか…。」

獏、
「…と、思うんですけど…。…でも…、もしかして…。」
隣の葉子を見ながら、
「けれども…、どうして…、絵に頭を下げて…。…逆に言えば、他に、あの絵にわざわざ…、頭を下げる人って…。」

「いえ…。」
杏樹、
「私の今までの記憶から…、そういう事は…。…でも…、確かに、絵の下には、小さなパネルで、宮越耀司贈とは…。」

こんな私です。~選葉子(すぐりようこ)~   vol,119.   「ジョルジュ・スーラのグランドジャット島の…。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋