ドキドキ 社長室で尚登、
「さ~~て~~。どうなるか…。」
両手を合わせて摩りながら…。

タブレットのマイクはまだ入ってはいない。

都沢、
「川峯取締役、この人が…、投資って…。なんか、全然想像付かない。モデルみたいなんですけどね~~。僕から見ると~~。」

その声に紫、都沢を見て、しかめっ面をして口を尖らせて、
「またそういう事…。」

海江田、瞬間、
「鈴村さん、顔、写ってるんですけど…。」

咄嗟に紫、鼻の舌を伸ばして、
「いっけな~~い。」

尚登、
「…けど…、日比谷部長って…、どんな人なんです…かね…???」

その声に4人、一斉に尚登を見て…。

紫、
「阿刀田…常務…。」

都沢も、
「おっと…。」

海江田、瞬間、目をキョロキョロと…。

尚登、思わず、
「あっ。…僕…、何か…変な事…、言いました…???」
4人をそれぞれ見て…。

咄嗟に海江田、顔を起して、
「あ。いや…。別に~~。」

「元、警視庁捜査第二課の刑事、だったそうです。」
ポツリと葉子。

いきなり美琴、そして尚登、
「えっ。」
「うそ。」

紫は、
「葉子っ。」

都沢、
「わっと。言っちゃってるし~~。」

海江田は、口笛を、
「ヒュ~~~。」

葉子、画面を見ながら、
「いずれにしても、この後、川峯取締役が終了すれば、日比谷部長、久留巳専務には話すはずです。…でなければ前には進めない状況ですから…。」

尚登、その話に、頭を撫でて、
「いやいやいやいや。参ったな~~。え~~~ぇ…。元警視庁の捜査第二課…。その…、刑事さん。えへっ。…いや~~~。」
そして一拍置いて尚登、
「いやいやいや。驚きました。」
そして尚登、葉子を見て、
「いやいやいや。それにしても、選さん、ズバリ言いますね~~。」

紫もそんな葉子を見て、少し困ったような笑顔で…。
それは都沢も同じ。

けれども海江田だけは、
「まっ。でも…、逆に、洗いざらい。…じゃないと…、ねぇ。中々、本質は…見えてこない。ねっ。鈴村さん。」

紫、
「そっ。それは…、そうですけど…。」
それでも紫、葉子を見て、笑顔で…。

葉子、ようやくタブレットから顔を上げて、周りを見て、
「えっ…???」
けれどもまた画面に、
「始まります。」

一同、
「おっ。」

いきなり日比谷、川峯に、
「それでは川峯さん。」

そんな目の前の日比谷と言う女性の、いきなりの姿勢の変化に、
僅かなリにも躊躇する川峯。

しかも、タブレットから通じて聞こえる日比谷の声にも迫力がある。

その声に社長室の6人も、
「…ん…???」

海江田、
「さすが…、この切り込み方。」

僅かに瞬きをしての日比谷、
「率直に訊くけど、マカオでのホテル経営、成功の秘訣は…、何かしら…???」

間髪入れずに川峯、
「お客様第一。…けれども、それには、様々な要点が伴います。…それは…、ある意味、百貨店も同じかと…。」

「分かりました。それでは次に…。これだけ…、ホテル経営…、業績があったのに…、どうして…、投資を…???」
そして日比谷、
「ホテル業とは一切無縁の話で恐縮です。ある意味、プライベートな部分も含まれますが、あらゆる視点、観点から伺います。」

僅かに沈黙する川峯。けれども目の前で、全く動じない顔の女性の目を見ていると…。

日比谷、ニッコリと、
「如何かしら…???」

「実は…。」
川峯。僅かに顔を上げて、すぅ~~っと、一息吐いて、
「私の…傲りです。」

その瞬間、社長室の6人、
「傲り…???」

杏樹、目をパチクリと、
「……。」

ただ、日比谷は、
「な~~るほどね~~。そうですか~~。確かに…、若い時分から投資…。川峯さん、あなた…、大学時代から…、株…、やっていたそうですねぇ。かなり…、体力があった様子。普通とは思えないほど…。」

その話に一瞬、川峯、目をパチクリと、
「えっ…???」

「大変申し訳ありませんが…。私…、個人的にも、興味がありまして…、少しだけ…、魅力的な川峯さんの事、調べさせて頂きました。」

その声に川峯、
「…私の事…???」

同じく杏樹も日比谷を見て、
「…???」

そして同じく、社長室の6人も、
「…???」

「川峯さん、あなた…、大学卒業後に、弁護士の宮越先生と出会い、その後、ご昵懇でいらっしゃる。」

またもや杏樹、目をパチクリと。

社長室の6人も、声には出さないが、
「…昵懇…。」

瞬間、葉子、ポツリと、
「…この人…、じゃ…ない。」

マイクは入っていない。

また海江田始め、他の4人も、
「えっ…???」

日比谷、続ける。
「当初、宮越弁護士からもその腕を見込まれてのマカオでのホテル経営。ユーピテルホテル・マカオ。絶賛されていたようです。…けれども…。」

こんな私です。~選葉子(すぐりようこ)~   vol,107.   社長室で尚登、「さ~~て~~。どうなるか…。」

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※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。
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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋