ドキドキ  その声に秀美も輪湖も、そして海江田も葉子のスマホに体を…。
輪湖は自分の椅子から離れて葉子の背中に。葉子の両肩を抱くように。

そして匡子も顔を前に。

秀美、スマホの中の画像、その顔を見ながら、
「へぇ~~~。なんだか…、伊藤博文って、感じ…、私には、受けるんだけど…。」

輪湖、頷きながらも、
「うんうん。そんな感じ、あるよね~~。」

獏も、
「ふん。確かに。そんな風にも、見えるよね~~。」

輪湖、
「それにしてもさ~~。」
葉子の右側から右手を、そして画像をスワイプさせて、
「この女性…???」

葉子、
「うん。」

「すんごい、奇麗な人よね~~。女優かモデル~~。」

その声に秀美も、
「うんうん。私もそんな風に感じる~~。」

葉子、口を真一文字にも、少し緩めて、
「あ~~。うん。やっぱ、みんな、そんな風に見えるんだ~~。確かに。うん。だ~~ねぇ~~。」

匡子、
「へぇ~~え~~。」

店のドアが開く。

匡子、すぐにドアに顔を、
「いらっしゃいませ~~。」

そして…、こちらは…。名古屋からの東京に向かっている新幹線の中。

時計の針は既に22時を回っている。窓際の席でシートに体をグッタリとさせながら、
時折目を開けて左手を前に…。時計を見ての虎一郎、
「22時13分。…って。…腹減ったな~~。」
そして右を見て…。今度は左の真っ暗な絵を見て、思わず、
「はぁ。…今頃、あのふたり…。いや…。4人か…。どっちにしても、課長、いんだろうな~~。」

そして…。

「さて…。では、帰りますか。」
先に立ち上がった陣屋と紫を見ての蔵井氏。

陣屋、
「それにしても、ビックリだよね~~。その…、宮越さん…???…弁護士…???ウチの顧問弁護士も…、だなんて…。いやはや…。」

紫も、頷いて、
「うん~~。」

「でも…、まっ。」
バッグを左脇の下に挟んで、
「これで…、隠れていたピースが…、少しずつ、増えてきたと…。」

口を噤んで紫、そして頭をコクリと、
「…ですよね~~。」

通は通で、
「まっ。先は…どうなるか、分かんないけどさ~~。とにかく、何か、情報、入ったら、教えたげる~~。」
そして通、3人に、
「けけけ。負けんなよ。」

陣屋、そんな通に、ニッコリと、
「分~かってる~。」

紫も、
「うん。」

蔵井氏、
「では。ご馳走様。」

通、
「おぅ。行っといで~~。」

輪湖、
「ふぅ~~。今日も、しっかりと、仕事~~。そして~、しっかりと食べたし~~。」
そして佐武郎を見て、
「サブちゃん、ご馳走様~~。」
佐武郎にニッコリと…。

料理を作っている佐武郎、そんな輪湖にニッコリと、そして頭をコクリと。

その時、
「あっ。…そういえば…。」
葉子、

「うん…???」
獏、
「うん…???…どうかした…???」

葉子、ふと海江田を見て、
「課長…。」

「ふん…。」
目をパチクリと獏。

葉子、頭を傾げながらも、
「川峯取締役…、投資で…、失敗したって…。」

「あ~~、うん。確かに…、そう…言ってたね~~。…でも、それが…、何か…???」

瞬間、秀美、
「あっ…。もしかして…。」

輪湖、そんな秀美と葉子を見て、
「ふん…???…どしたの…???」

秀美と葉子、
「え…と…。」
「うん。…ちょっと…ね。」

獏も目をキョロキョロとさせて…。そして腕組みをして…。そして眉も少し歪ませて…。
「投資…、かぁ…。」

輪湖、
「投資…???」

秀美と葉子が、あれこれとスマホで検索。
ふたり、共にスマホには様々なキーワードを…。
表示されれば即座にチェック。そしてスワイプ。
しかも、ふたり、共にその早さ。

葉子の隣の海江田も、飲んでいたビールを思わず、
「ぶっ。」
目をパチクリと。

目の前で見ている匡子も、目を真ん丸に、そして口を窄ませて、小さな声で、
「凄―――――っ。集中力、半端な~~。しかも、早いって…、何…???」

そしてふたりの目は小刻みに動く。けれども…。

輪湖だけは、
「おっと~~。かかか、秀美ちゃんも~~。負けてないねぇ~~。」

「…って、輪湖…???…ヨウちゃんって、いつも…こんな…???」

その声に獏も輪湖を見て、
「……。」

そんな輪湖、ニッコリと、
「そうだよ。へっへっ~~。財務の選葉子を舐めたらアカン。」

獏、頭を振り、
「いやいやいや。凄ぇや。」

そして、葉子が最初に、
「…ん…???」

そして、2秒ほど…、一拍置いたように、今度は秀美も、
「あっ。」

そして輪湖も、
「えっ…???」

獏、
「ん~~~???」

葉子、ポツリと、
「裏の顔…かな…???」
顔を傾げる。

秀美も秀美で、
「なんだか…、キナ臭い。」

葉子、秀美を見て、
「そっちも…???」

「えぇ…。」

獏が、
「えっ…???はっ…???…って…???…一体…何…???」

こんな私です。~選葉子(すぐりようこ)~   vol,094.   「隠れていたピースが…、少しずつ、増えてきたと…。」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋