今、夫の真ん中の兄がオーストラリアから来ている。
理解不能な嫁と結婚しているが、義兄は英国紳士である。
会う機会は少ないが、私は昔から気が合う。

元英国海軍の軍人だった。
チーフエンジニアの経験もあり、海軍を辞めてからはカナダやオーストラリアから仕事のオファーがあり、高額を提示してくれたオーストラリアに行ったのが、永住のきっかけである。

破格の給与で家を5 つ買い、うち4つは人に貸しているため、今はエンジニアの仕事を辞め働かなくても暮らしていける。
が、かねてからやりたかった仕事があった。
それはPTSD(心的外傷後ストレス障害) の治療を行うカウンセラーである。

軍人は関与した任務の内容を絶対に口外してはならない決まりがあり、それにより苦しみから解放されずに睡眠障害や生活に障害をきたす事も少なくない。
自身もある任務をきっかけに10年苦しみ海軍を辞めた。
何があったかは誰も知らない。
墓場まで持っていかねばならないと義兄は言う。

また、海軍時代に実に多くの仲間が幼少時代に身内からの性的暴力を受けた経験を持つ者が多く、それから逃れる為に16歳で入隊し逃げ場を作った悲しい理由があるかを知った事もあり、その治療に関わる仕事をするため大学に通い今はその仕事をしている。
別にお金は要らんと言っていた。
海軍を辞めてから自殺した仲間を助けられなかったから、それの償いを自分にしたいだけなのかもと言う。

今回はその友人の墓参りもあるため、水曜日にはスコットランドのグラスゴーに行くと言っていた。
先週は南部の友人の墓参りに行っていたが、イギリスに来るのは最後かもしれないからと、昔の仲間と会ったりしている。
来週に帰国する。
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Source: イギリス毒舌日記