娘がハイスクールに上がる際、必要な持ち物の中に、カシオの計算機とあった。
日本人の私は計算機使ってエエの!?と驚いた。
計算機はサイエンスと数学の時間に使うらしいが、計算機を使って良いものとアカンのがあり、先生の指示で使ったり使わなかったりする。

日本から16年前にカシオの計算機を持ってきていたので、古いが機能に間違いも問題もないし、何せ私が30年近く使っている計算機で、計算機初心者にはかなり使いやすい。
娘は数学用に私のデカイ事務のオバサン計算機、サイエンス用に新しいカシオの計算機を持って行っている。

先日、職場で割引後の値段を書かねばならない時があり、それが20%割引と33%割引であった。
店長と私と副店長でそれをやっていたのであるが、私を除く二人はレジでそれをせねば割引後の値段がわからんと言った。
私は休憩室で椅子に座ってやりたかったので、「何でレジでないと値段が分からんの?」と聞いた。
二人は「レジでバーコードを読み込み、それから割引の数字をいれないと分からんやん」と言った。
私は計算機を二人に手渡し、計算機で20%オフの計算の仕方を見せた。
例えば56×,8と入れたら、56ポンドの20%オフやんかと見せた。
店長と副店長はびっくりしていた。
二人は「何で?何で割引やのに×なん?」と言った。
これを私の見せかけ英語で説明したが、二人は分からんかった。
とにかく、20%オフなら0,8を、33%オフなら0,67をかけたら割引金額が出るから、書いていくだけで済むやん?と説明し、二人は何故計算機でそうなるか分からんままに、しかし「凄い便利で楽チンや!もっと何年も前に知りたかった」と言った。

ちなみに計算機にあるM+のボタンはどう使うか知ってるか?という話しになり、これも説明してあげた。
感動していた。

これに余りにも感動した二人は、バイト達に計算機を使った割引の計算方法を知っているか?と全員に聞いた。
全員知らなかった。

私は娘にも教えた。
娘も感動していた。
同僚らは「日本では計算機の使い方を習うのか?」と聞いた。
習わん。
私はバイト先のベテラン事務員さんに教えてもらった。
左手の五本指を凄い早さで動かしながら電卓を叩き、右手で数字を書き込みながらも世間話で笑いを取り、しかし絶対に間違わないベテラン事務員さんは神かと思うオーラを出していた。

計算機、多分これは日本人が世界で最もその機能を使いこなせるのではないかと感じる出来事であった。
高校で計算機を使うなら、先生が使いこなし方を知っているはずであるが、もしかしたらそこは大学で数学を学んだ人よりも、日本の会社の事務員さんの方が遥かに知っているかもしれない。
改めて、経理担当の事務員さんの凄さを思う。
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Source: イギリス毒舌日記