ドキドキ 「だから…、ある意味…。」
秀美。

輪湖、顔を縦に、
「うん。」

「男の人って…、知らないんです。」

瞬間、輪湖、
「わお。」
そして、
「そっか~~。」

「…とは言っても、私たちだって、男の人を、紹介する…、な~~んて事は…、出来ないよ~~。」
いきなり葉子。

その葉子の声に輪湖、いきなり、
「ぶっ。」
そして、思わず、
「かかかかか。」

瞬間、いきなり輪湖の隣に尚子、
「ねね、何の話~~。ヒュ~ヒュ~~。鮎川さん、飲んでる~~???ん~~???」

そんな尚子に秀美、ニッコリと、
「ハイ。」

輪湖、
「いきなり葉子、面白い事、言うから~~。」
瞬間、輪湖、
「あ~~~。そうだ~~。尚子さん、秀美さんに、素敵な男性、紹介してあげたら~~。」

そこで葉子、いきなり、
「ぶっ。」

尚子、途端に、
「はい…???」
そして輪湖に、
「いきなり、何言い出すの…???」

輪湖、尚子に、
「秀美さん、中学から女子ばっかりの学校で、男子とはこれまで…。」
そして顔を振り、
「全くなし。」

その声に尚子、
「へぇ~~。そぅ…、なんだ~~。うんうんうん。」
と、尚子、そこで納得は…するが…。
「…って、何言ってんのよ。」
いきなり輪湖の左膝を右手でペン。

輪湖、痛そうに、
「あ痛~~。」

尚子、
「私~~。こう見えて、結婚したのが35の歳。しかも、ようやっとよ、ようやっと。中には、惨めな時も…。」
そして、尚子、泣いたふりして、
「あったの…よ。うっうっ。」

葉子、
「あ~~。輪湖~~。尚子さん、泣かせた~~。」

輪湖、
「いやいやいやいや。」

「まっ。でも…。まっ、確かに…???思い起こせば、いい経験でも…あったわ…うん。」
ニッコリと…。
「ただ…。」

輪湖、右眉を歪めて、
「うん…???」

「私~~。」
そこまで言って尚子、秀美に両手を合わせて、
「ごめんね~~。私…、イケメンって…、ダメなの…。素の私じゃ、いられなくって…。」

その声に輪湖も葉子も、思わず沈黙。

秀美だけが…、
「えっ…???…素の私じゃ、いられなくってって…???」

尚子、
「なんて言うかさ~~。当然、私より、そっちの方が、顔が良い訳でしょ。だからね~~。」
輪湖を押しのけるように、そしてニッコリとして、
「私って~~、なんでか、こぅ~~。相手に、尽くしちゃうんだよね~~。度を越したように~~。尽くしちゃう~~。」
そこまで言って、輪湖の顔を見て。

輪湖の顔に、自分の顔を近づけるように、
「ねぇ~~輪湖~~ちゃ~~ん。」

葉子は葉子で、秀美に、
「…だ、そうです~~。」

輪湖は尚子の顔に、ムニュ~~。

「あっ。でもさ。うんうんうん。私の同期にも、話、しちゃっていい…???…その…、鮎川さんにお似合いの男子…、いる~~~って…???」
けれども、そこまで言って、いきなり尚子、葉子と輪湖を見て、
「…っていうかさ。もしかして、鮎川さんより、ヨウちゃん、輪湖。実際は、あなた方の方が、先じゃないの~~???…そこんとこ、どうなのよ~~。ん~~~???」

秀美、その声に葉子と輪湖を見て、
「えっ…???えぇ…???…そうなんですか…???…葉子さんも、輪湖さんも…。もしかして…。」

尚子、鼻の下を伸ばして、目をはパチパチと瞬かせて、
「ご名答~~。まだ…。」
そして葉子と輪湖をひとりひとり見ながら、
「この…、ふたりに…、お付き合い…されている…、殿方は…。お・ら・ん。のよ~~。」
指で葉子を差して、輪湖を差して。そして、
「ねっ。」
ニッコリと。

秀美、瞬間、キョトンとして、
「えっ…???…そぅ…、なんですか…???」

葉子と輪湖、自然にグラスを持ち、ゴクリと。

尚子、
「そぅよ~~。おまけに、このふたり~~。お歳は…、遂に…、みそじ~~~。」

秀美、
「え~~~~。そんな風には、全然見えない~~。」

その声にいきなり葉子と輪湖、目を真ん丸に。
輪湖は、秀美の頭をなでなでと。

尚子、
「おやおやおや。増々可愛らしい~~。鮎川さ~~ん。」

秀美、葉子と輪湖、ひとりずつ見て、そしてグラスの中の物を飲みながら、
「そぅ…、なんですか…???…葉子さんも、輪湖さんも…???」

輪湖、誤魔化すように、
「まま、ん~~。まぁ…、うん。そぅ…なんだ…けど~~。」

葉子は葉子で、
「ふん。」
そして、
「黙っていても、しょうがないから…、はい。その通り、お付き合いしている男性、おりません。…と言うか、作りたくない。」

瞬間、輪湖、
「またまたまた。そんな事、仰って~~。」
尚子と一緒に、
「ねぇ~~~。」

飲み始め、そして食べ始めから凡そ1時間半。歓迎会は盛り上がっている。

カウンターに移動した陣屋と蔵井氏、そして紫。お互いに乾杯。
通もグラスを拭きながらニッコリと…。

こんな私です。~選葉子(すぐりようこ)~   vol,059.   「私…、イケメンって…、ダメなの…。素の私じゃ、いられなくって…。」

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※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋