ドキドキ 匡子、
「…で、受験した大学が受かって~~。」

すぐさま輪湖、
「うそ。どこの大学なんですか~~???…凄~~い。」

虎一郎も、輪湖を見ながら、
「うんうんうん。高3で日本に来て、そのまま大学受験って…???」

匡子、ニッコリと、
「まぁね~~。まっ、子供の頃から、文武両道。頭は良かったしね~~。」

虎一郎、
「文武両道って…、課長…。」

その声に獏、
「あぁ~~。子供の頃から柔道やってて。」

匡子、
「兄が、柔道の有段者。」

いきなり輪湖、
「凄―――――っ!!!」

「単に、体を鍛えるためにって…。まっ。勉強の方は…、ストイックだったからね~~。勉強しないと飯抜き。」

葉子、傍で聴いていて、口を窄ませる。

匡子、
「鳳星(ほうせい)大学だっけ…???」

いきなり虎一郎、ビールを、
「ぶ―――――っ!!!」

輪湖もいきなり水を飲んでて、
「うっ。ぐっ。」
左手で胸を…。

虎一郎、
「思いっきり、名門校じゃないっすか~~。」

輪湖も、
「わ~~お、びっくりした~~。あの、鳳星(ほうせい)大学~~。凄すぎ…。葉子~~。」

葉子、
「ふ~~ん。凄っ。」

そんな葉子に獏、
「そうですか…???僕の方より、あなたの方が凄いって、鳩崎部長から聞きましたけど…。」

瞬間、葉子、
「えっ…???」

匡子、
「ん~~~???」

獏、
「僕はただ、日本に来て、大学をどうするか悩んでいたら、母親に、ダメ元でここ受けてみなさいよって言われて…。…正直言って、まだ、日本の大学、余り良く分からなかったんで…。頭はロンドンの大学ってしか…なくって…。」

「あっ、そっか…。高3の途中で、こっち…ですもんね…。いつ頃だったんすか…???こっち来たの…???」
虎一郎。

「ふん。12月。」

いきなり葉子、また口を窄める。

輪湖と虎一郎、
「え―――――――っ!!!」

虎一郎、
「じゅ…、12月にこっち来て、いきなり大学、鳳星…。しかも…、願書にたった…、1か月…、それで、鳳星…、合格…。え~~~???」

輪湖、いきなり葉子の左肩に自分の右肩を2、3度スリスリと。

葉子、隣の海江田に、
「課長って、凄いですよね。」

そんな葉子の声に海江田、
「いえいえいえ。…と言うか…。いや。ありがとうございます。」

虎一郎、
「いやいやいや、凄ぇや。柔道もやってて、大学は鳳星って…。」

佐武郎、オーダーはないものの、料理を男性の前に…。

獏、
「あっ。」

匡子、獏に、
「ふふ、どうぞ~~。召し上がれ…。」

獏、
「かかかかか、凄いね。まだ、注文…してないのに…。」
そして、
「では、いただきます。」
そして料理をスプーンで一口、いきなり口を尖らせて、
「うん。」
2、3度顔を前に、
「旨~~い。え~~ぇ…???」
そして、
「うそ。凄ぇ~~。」

匡子の隣の男性を見て、
「なんで分かったんですか、こういうの食べたいって…???」

匡子、そんな獏を見て、
「ふふ~~ん。」

佐武郎もニッコリと。

匡子、
「さっすが、サブちゃん。」

獏、
「凄いね、君~~。」

佐武郎、ペコリとお辞儀を…。

獏、3人を見て、
「じゃあ~~。君たちは、ここ…、常連さんなんだ…???」

「あ~~、はい。」
輪湖。
「特に、葉子のおかあさんが、以前、ここの常連さんで…。今はねぇ~~。在宅だけど…。」

獏、
「在宅…???」
葉子の顔を見て。

輪湖、
「はい。葉子のおかあさん、仕事が、グラフィックデザイナーなんです。」

「へぇ~~。」
「…で、葉子の父親が~~、ベストセラー作家。」

「ベストセラー作家…???」
獏、いきなり目を右左に…。
「…ん…???」
そして獏、隣の葉子を見て、
「…確か…、選…、選…。」
そして、フィンガースナップ。
「あっ!!!選稜平っ!!!小説家の…。」

瞬間、輪湖、
「えっ!!!知ってるんですか、選稜平っ。」

「知ってるも何も、僕も読んでますよ。」

すると、葉子、
「私は…、読んでませんけど…。」

その声にいきなり獏、
「えっ…???」

「…って、言うか~~。私に、弟も…いるんですけど…。」

獏、
「あ~~、うん。弟さん。うん。」

いきなり匡子、
「えっ…???」

葉子、
「弟も~~。父の小説…、読んでません。」

獏、
「おっと…。」

匡子、そんな葉子と獏を見て、
「えっ…???えぇぇぇぇぇ…???…獏ちゃん、ヨウちゃんの弟さんって…???」

獏、匡子に、
「あっ。あ~~。えぇ~~。ちょっとした事で、前に、とある場所で…、会ってるんだ…。」

「とある…、場所…???」

「えっ…???…どうして、自分のおとうさんの書籍…???」

その声に葉子、口を尖らせて、
「なんて…言うのか~~。子供の頃、一度、父の書斎に入って、本棚にズラ~~リと並んでいる父の本、1冊ペラペラと捲っていたら、思わず、つまんなくなって…。それから…。全然読まなくなった。」

こんな私です。~選葉子(すぐりようこ)~   vol,026.   すぐさま輪湖、「うそ。どこの大学なんですか~~???」

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Source: THMIS mama “お洒落の小部屋